デンマークは、皆さんご存知、世界一幸福な国と言われています。では、みんな幸せなの?わたしには残念ながらそうは見えません。どうして?って。。。
デンマーク人は、かなりの人が実はうつ病。だいぶ減りましたが、失業者の数もかなりいます。そして、半分はまず離婚経験者・・・でもなぜ世界一幸せなんでしょう。福祉が充実してるからというのは確かですが、それだけでは幸せではありませんよね。
わたしがデンマークに住んで、まずはじめに思ったことは、他人とは比べない。勝ち負けを競わない。当時は競うのは、サッカーとハンドボールぐらいのような感じでした。今は、いろんなスポーツが盛んになりつつあり、子供を持つ親は、サッカークラブや体操教室などに子供を通わせますが、「一番」になることは、親は望んでないのは変わりません。だから、いい学校、いい会社なんていう日本人の考える幸せとは遠くかけ離れていると思うんですよね。
しかも、何がデンマーク人にとって幸せかといえば、Hygge(ヒュッゲ)な時間を好きな仲間、家族と過ごすこと。Hyggeをどう日本語に訳せばいいのかは、いろんな考えがあるのですが、のんびりとした時間を楽しむというような感じでしょうか。。。
寝る暇もないほど働く日本人にとって、のんびりするというのは、もしかしたら憧れのようなことかもしれませんが、デンマーク人にとっては当たり前のこと。当たり前のことをできることが幸せなんだと思います。そして、やっぱりデンマーク人は、頭の片隅にこのjantelovenがあるのではないでしょうか。
1.Du skal ikke tro, du er noget. 自分が特別だと思うな
2.Du skal ikke tro, at du er lige så meget som os. 自分が人より善良だと思うな
3.Du skal ikke tro, at du er klogere end os. 自分が人より賢いと思うな
4.Du skal ikke bilde dig ind, at du er bedre end os. 自分が優秀だと自惚れるな
5.Du skal ikke tro, at du ved mere end os. 自分が人より知識豊富だと思うな
6.Du skal ikke tro, at du er mere end os. 自分以上の人間はいないと思うな
7.Du skal ikke tro, at du dur til noget. 自分がなんでもできると思うな
8.Du skal ikke le ad os. 他人を笑うな
9.Du skal ikke tro, at nogen bryder sig om dig. 他人の優しさに期待するな
10.Du skal ikke tro, at du kan lære os noget. 他人に何かを教えられると過信するな
これが、世界一幸せな国に生きる人。どこで教わるわけでもないそうですが、自分が自分らしく生きれるのが、ここでは1番の幸せです。
ライター:nao@でんまーく