フランスに来て困ったのは、価値観の違いです。
たとえば、日本人は人のことを考えて行動したり、話をしますが、フランス人は個人主義なので、人として冷たいと思うほど自己中心的な考えだったり、相手のことを考えないことも多く、はっきり気持ちを言われるので、とても傷つくこともたくさんあります。
間違っていることも、フランス人は自分が正しいと信じていると、決して譲らないことが多いとか、感情を爆発させる人も多い一方で、日本人の場合、一度こじれると関係修復が難しかったりしますが、フランスでは時間が経てば「あの爆発はなんだったんだろう?」と思ってしまうほどに、普通に話せるので、日本人はかなり困惑すると思います。
日本人が相手を思い伝えても通じないとか、フランス人が自分と違う意見だと不快感を顔に出す人も多いのですが、良く言えばフランス人は自分に正直なのだと思います。

また、日本人が気を使って行動したとしても、相手に感謝や手伝いを期待しない方がいいですね。たとえば、食事の片付けでも、日本人は気を使って片付けをする人がいますが、フランスではおしゃべりをしていて他人が片付けていても全く気にしません。いうならば無理をして良い人を演じなくても良いということで、日本の気疲れはありません。

フランスでは価値観が違うので、人に飲まれず、人を気にせず、自分をしっかり持った方が良いでしよう。日本人の場合、人の感情や顔色を伺う人が多く、悩んでしまう人も多いと思いますが、人は人、自分は自分というスタンスを忘れなうことが大切。また、フランス人と議論になると、自己主張が強いので面倒だと思ったら、相手を気にせず逃げても相手は自分が思うほど気にしていません。人の意見に左右されて、悩んだり、暗い顔をしている方がフランス人に疎まれます。

フランスに来て思ったのは、人をむやみに頼らない。自分で動くしかない。自分が困っていても伝えなければ、誰も助けてくれないということです。自己責任が強い国なので強くなければ生きていけないということです。
また、どんなにひどいことをした人でも、犯罪以外は、仕事さえ、きちんとしていれば、プライベートは気にしないので、日本のように「(プライベートな問題を理由に)責任を取って仕事を辞めなければいけない」ということはありません。

フランスと日本の価値観の違いを比較して、自分は人として、どういう人になりたいかをじっくり考えてみて下さい。

ライター:Miyabi@フランス


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