フランスの交通機関SNCFは、遅れたりトライキが多いですが、地域内を走っているトラムやバスは便利です。日本でバスに乗ると、距離に応じて金額が高くなりますが、フランスの地下鉄、バスやトラムは同じ料金で時間内なら金額が変わりません。
1ヶ月間の定期はおおよそ50ユーロ前後で購入できますが、回数カードを買っても、割引もありとても安いです。なお、定期はネットでカードを申し込まなければいけないので、出来るだけ早く使えるように登録が大事です。
フランスのバスやトラムは、乗った時にカードを入れるか、またはタッチ方式です。地下鉄等は改札口方式です。ただしフランスの改札口は、無賃乗車が多いので、ドアがすぐに閉る方式なので、ちょっと危険。筆者は慣れていない時に無賃乗車の人に押されて、ドアが閉まってしまい、困ってしまったことがありました。
交通機関を降りる時は、何もしません。サンテティエンヌを例にあげると、トラムとバスは同じカードです。とても便利なのは、10回の回数券だと、10ユーロになり、1回あたり1ユーロで、1時間半も乗り継ぎが可能です。ちょっと買い物に行きたい時は、トラムやバスに乗り、さっと買い物をすれば、1ユーロで行き帰りが可能です。
1時間半も交通機関に乗ることが可能なのだと、隣町のとても遠い所まで、1ユーロで行けてしまいます。ちょっと交通機関に乗り散歩でも、隣り街に安く行けますね。
リヨン等の大きな都市は、トラムと地下鉄、フニキュレールー、バスが乗り継ぎ自由の場合もあります。フランスのバスやトラム、電車もそうですが、混んでいる時は入り口の方に乗らないと、席が邪魔したり、通路が狭いので、降りられなくならないように注意が必要です。
余談ですが、フランスの交通機関ではスリがいたりするので、人と距離が近い場合は、かばんに手を置いて、ガードした方が良いでしよう。席では、絶対に寝ないようにして下さい。日本とは違い、危険です。
交通機関に乗った時は、早めに券等を機械に通しましよう。突然、交通機関の人たちが、お金を払ったかどうか、チェックが入ります。その時に、きちんと乗った時に、機械にカードや定期を通さないと、高い罰金を支払うことになります。名前がカードに書いていないとか、カードに写真が貼られていないという理由だけで、捕まって罰金になります。
最近は、遠くの移動手段をして、マクロンバスと言われている長距離のバスでも、日本の夜行バスのように、とても安い金額でバスを利用することが可能になりました。マクロン大統領が、経済相の時に、バス路線の自由化政策をしたためです。金額は安いのですが、日本の夜行バスのような便利さはありません。しかし、それでも多くの人たちが、SNCFより安いということで利用しています。
安全に、交通機関を利用して下さいね。
ライター:Miyabi@フランス