台湾では西暦ではなく旧暦のお正月を祝うため、西暦の年越しのことは中国語で「跨年(kuànián)」といい、読んで字の如く年を跨ぐのみの感覚です。
ほとんどの会社やお店は12月31日まで営業し、1月1日のみが公休となります。
カウントダウンの瞬間は有名な台北101の花火やコンサートに出かけたり、友達同士で集まってパーティーをする人も多いですが、1月1日は映画館やカラオケに行ったり、デパートで買い物をしたりと普通の休日のように過ごします。
1月2日からは会社も学校も通常通りとなり、本当にあっさりと終わってしまいます。

私は台湾で新年を迎えるのは2度目になりますが、こたつで食べる年越しそばにおせち料理、初詣やお年玉(今はもらう側ではなく、あげる側になってしまいましたが…)など、日本式のお正月がやはり恋しく感じます。ただ、今年は年末が土日と重なり3連休! 旅行を計画する人、家でのんびり過ごす人…と様々ですが、私は台湾の温泉に行こうと計画中です。

台北駅からMRTで3~40分のところに北投温泉という歴史ある温泉地があり、日本の有名旅館やリゾートスパなども多数。旅館やホテルはそれなりのお値段ですが、公共の温泉施設はリーズナブルです。
水着着用が義務付けられているところも多いので、日本の温泉のイメージとは少し違うかもしれませんが、泉質はとても良く、地元の人たちからも大人気なのです。
また、周辺には「世界で最も美しい公立図書館ベスト25」にも選ばれたことのある台北市立図書館北投分館や温泉博物館などもあり、一日十分に楽しめます。

台湾は年間を通して日本よりも暖かく、1月でも平均気温は15℃程度ありますが、湿度が高い為、体感的にはもっと寒いように思います。加えて、ほとんどの建物には暖房設備がない上(エアコンは冷房機能のみ!)、一人暮らし用のアパートにはバスタブがないのは当たり前、床はタイル張りの部屋も多いので、底冷えが激しく辛い日もあります…
そんなときは賑やかな台北から少し足を延ばし、温泉で暖まりながらいつもとは少し違うゆったりとした雰囲気を味わうのもいいのではないでしょうか。

記事提供:台湾のニュースで学ぶ中国語
台湾の新聞記事を教材にして、初級者向けの《台湾華語》を学習しよう!


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