長期休暇でお出かけしたり、家でまったり過ごすのが日本の年末年始のイメージでしょうか。
スロバキアではどうかというと、クリスマス前後からおやすみムードとなりますが、仕事の始まりは割りと早いようです。1月の2日くらいからは通常の生活が始まり、クリスマス前からの賑々しさは落ち着きを取り戻します。人にお金を借りてまでたくさんのクリスマスプレゼントを買うスロバキア人ですが、年始からはそのぶんしっかり働くとのこと。

首都ブラチスラバでは新年を迎える瞬間はあちこちで花火があがります。ニューイヤーパーティーと称してお酒をたくさん飲むのもスロバキア人らしい過ごし方。ヨーロッパでは、クリスマスには家族と過ごすという風習がつよいため、年末年始は恋人や友人同士で過ごすという声もちらほら聞きます。スロバキアの年末年始も若者たちの賑わいで活気がつきます。

また、お正月というと日本ではおせちやお雑煮、お年玉や初詣などといった独特の文化がありますが、ヨーロッパには特にお正月らしさというものはありません。スロバキア在住の日本人も、お正月はいったん帰国する!という人はよくいますが、私自身も、こたつでほっこりとお雑煮を食べるお正月休みが恋しくなります。この感覚は日本人ならではのものでしょう。

年末年始の休暇を利用して遠くへ旅行する人も、日本よりも少なく感じます。ヨーロッパの人々にとっては長期休暇のチャンスは、年末年始でなく夏休みやクリスマスにもあるので、そちらでバカンスを楽しみます。うらやましいことに有給休暇も日本より多く取得できるので、わざわざ年末の休みにあせって旅行する必要もないのです。

まだまだ厳しい冬が続くスロバキア。長期滞在の際には、現地人に日本ならではのお正月料理を振る舞ってみるのも良いかも知れません。粉末ダシや醤油はスロバキアでも手に入るので、日本から餅を持っていけば、簡単にお雑煮を作ることもできます。しかし餅は細かく切らないと、初めて食べる人にはとても危険なので気をつけて。

ライター:かわにし@スロバキア


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