サンタクロースの住んでいるところはどこでしょう？と聞くと、日本ではフィンランドという答えが返ってきます。でも、デンマークでは、グリーンランドに住んでいると言われているんです。グリーンランドは世界最大の島ですが、ここはデンマーク領。ですから、デンマーク人は誇らしげに言います。どちらが本当かというのはよくわかりませんが、今日はちょっとサンタについて面白いお話をしましょう。
さて、毎夏、サンタクロース会議というのがここデンマークで開かれているのをご存知でしょうか。サンタクロースというのは一人ではなく、公認サンタというのが世界中にいるんです
昔は一人で世界中の子供たちにプレゼントを届けに飛び回っていたようですが、大変になってきたので、1957年にグリーンランド国際サンタクロース協会というのができ、グリーンランドに住むサンタクロースのお手伝いをするんだそうです。クリスマスの時期にはプレゼント配りで忙しいので、夏に会議を開き、どの子供にプレゼントをあげるのか決めるとか。。。現在約120名ほどのサンタがいて、来年は7月23日から26日にBakkenに集まります。この期間中は、バッケンはもちろんストロイエでもパレードをしたり、浜辺でビーチバレーをしたりと様々なプログラムがあります。 また、この国際サンタクロース協会のサイトには、サンタクロースの会議の時の持ち物が書いてあります。まずは、子供達にあげるお菓子。パレードの時にふる自分の国の国旗、サンタクロースの服、期間中の着替え(普通の服)、水着とタオル。
そうそう、公認のサンタになるにはどうやら試験があるとか。。。
まずは結婚していること。そして子供がいること。今までにサンタクロースとして活動したことがあること。サンタクロースにふさわしい体形、120kg以上あることだそうです。これが書類審査。これに合格すると次はコペンハーゲンで実地試験だそうです。まずは自宅からサンタクロースも格好でいかなければいけません。そして、いよいよ試験です。まずは50m走。そして、ハシゴを登り煙突にもぐってその下の暖炉から這い出るんだそうです。煙突の高さは 280cmだとか。。。そしてもみの木の下にプレゼントを置き、暖炉の上に置いてあるクッキー6枚と牛乳568mlをたべるんだそうです。そしてまた暖炉から煙突を登り、ハシゴをつたっており、50m走って2分以内にゴールす流のが合格基準。かなりハードだと思うんですが。。。この後、面接があったりまだまだ試験は続くそう。。そんな難関を通り抜けたサンタクロースに夏のバッケンであってみませんか。
ライター：nao＠でんまーく
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