台湾人の好きなスポーツと言えば、観戦を楽しむのは野球、実際にプレーして楽しむのはバスケットボールというイメージがあります。
というのは実際に野球をするには広い場所とある程度の人数が必要だから。

もともと野球は日本統治時代に台湾に持ち込まれて、その後に台湾でもいくつかチームが作られ、徐々に人気が高まっていきました。
台湾南部にある嘉義の高校は台湾人、原住民、日本人の混合チームで結成され、1931年の甲子園で初出場ながら、準優勝したことで台湾と日本の野球ファンに強烈な印象を残しました。
この実話をもとに「KANO」という映画も制作され大ヒットしました。
ですが、1990年代から台湾野球界では八百長が蔓延し、台湾の野球チームが解散に追い込まれたり、
そのせいで主力選手が海外のチームへ行くなどして、台湾国内で野球の人気がしばらく低迷しました。
記憶に新しい2013年のWBCの第二次予選での日本と台湾の熱い戦いに興奮が高まり、野球人気も再燃してきています。
最近はどちらかと言えば、台湾国内の試合よりも選手の能力やゲームの戦術が面白いという理由から
国際試合や日本プロ野球、MLBを好んで観戦する人が多いようで、日本人のプロ野球選手事情に詳しい人もたくさんいます。
また、台湾のスポーツ界には、日本のファンにも大人気の陽岱鋼選手のように、身体能力の高い原住民をルーツも持つ選手が多いようです。

一方でバスケはボールがあれば特別な道具も必要なく少人数でも気軽にできるスポーツとして人気です。街のあちこちにバスケコートがたくさんあり、無料で利用できることから特に若者がバスケを楽しんでいる光景をよく見かけます。
NBAでブレークした台湾系アメリカ人のジェレミーリン選手の活躍ぶりや、日本のバスケ漫画「スラムダンク」は台湾でも人気があるので、これらの影響でバスケを始める人が多いようです
子供の頃からバスケを楽しんでいる人が多いからか、台湾人は背が高い人が多いと言う人もいます。
また、ファッションとしても人気でバスケシューズなどスポーツファッションを楽しんでいる人をよく見かけます。

国は違えどスポーツのルールは同じなので、街中で見かけたら一緒にやってみたりするのもいいかもしれませんし、日本の選手や漫画をネタに話しかけてみると話が盛り上がり距離がぐっと縮まるかもしれません。

記事提供:台湾のニュースで学ぶ中国語
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