スロバキアの首都ブラチスラバに住んで、まだ半年程ですが街の変化を感じることは多々あります。最近では大規模な工事を行っているところや建築中の建物がよく目立ちます。
スロバキアだけでなくチェコに行っても感じることですが、社会主義時代に建てられた無機質なビルやマンションから、モダンなデザインに変化しつつあるのかなと思います。ホテルやショッピングモールなども新しく建てられたものは内装もおしゃれで洗練された様子のものがちらほら。
また交通機関に関しても、少し前からトラムやバスが新しく、綺麗になり始めています。初めてスロバキアに来た時は、バスの車内も落書きだらけ、なんてのもありすごく驚いたり、大きな駅でも薄暗くまだまだ先進的な雰囲気は入ってきていないのだな、と感じたものでしたが、それもあと数年で大きく変わっていくようです。
バスやトラムの車内で英語のアナウンスが流れるようになったのもごく最近のこと。バリアフリー化も進み、車椅子やベビーカーでも乗り降りがし易い車両もだいぶ増えました。ブラチスラバは観光客だけでなく、現地に住む人々にとっても暮らしやすい街へと変化してきています。
こちらに長く住む日本人の方に話しを伺うと、街全体の雰囲気も10年前とはだいぶ違うそうです。当時はまだ社会主義の暗さの残る街並みが当たり前だったそうで、お店や小物の色やデザインなどもカラフルで個性的なものが増えてきたのだと言います。日本人の方々から一番多く聞かれるのは、日本食のお店が出来たことで、暮らしやすさは一層増したということでした。
日本食レストランが進出したこともあってか、少しずつこちらに住む日本人の数も増えてきているようです。日本大使館があるフラヴネー広場では、国際交流となるイベントも頻繁に行われています。
ますますグローバル化が進み、ワーキングホリデーを検討している人にとっても、安心してスロバキアを訪れることができるようになることを願います。
ライター:かわにし@スロバキア