ビャウィストク市内中心部にはブラニツキ宮殿があります。前回、ご紹介したザモイスキ家が所有していた宮殿と違い、基本的には観光客向けではなく現在は政府の建物として主に使用されているようです。観光客向けにツアーで建物のごく一部のみ見学可能です。

ブラニツキ宮殿から10分ほど歩くと歴史博物館があり、ビャウィストクの昔の様子を表したジオラマが主な見所です。今は多くの中層アパートが立ち並ぶビャウィストクですが、昔は掘っ立て小屋のような一軒家ばかりだったようです。ジオラマ以外にも昔の服、家具、絵画、トロフィーやバルーンバスケットなどが展示されています。

ビャウィストクを出発して道中ガソリンスタンドでお釣りをちょろまかされるなどしながら車で2時間ほど北上するとリトアニアとの国境近くにあるセイニ郡のホウニ湖岸に有名作家のオスカル・ミロシュの作品が展示されてあるセンターがあるのを発見しました。入館料がかかるものの作品がコテージ内に点在しているだけで、特に感動するような所ではありません。しかし自然豊かな湖岸沿いの環境のため物思いにふけるには良いかもしれません。

さらにここから10分弱ほど車で走ると、もうそこはリトアニアとの国境です。ヨーロッパでは特に珍しいことではありませんが、ここにも検問所の跡だけが残っています。今はリトアニアとポーランドは両方ともシェンゲン圏内の国なのでもちろん何の検問もなく越境できます。
世界中で越境の時は現地のパスポートを持たない外国人の私は珍しさからか怪しまれて、車の中を調べ尽くされ半日ほど足止めを食らうなど気分が悪い思いもしてきました。シェンゲン圏内では越境する前にあの嫌な緊張感がないので、つくづく最高だなと思いますし、これも私がシェンゲン圏内で永住権取得を目指す数多くある理由の1つです。
皆さんもシェンゲン圏内にワーホリで来られる際は是非この便利さを活かして気軽に越境してみてください。

白神仁士@ポーランド(ドイツのワーキングホリデービザでの旅)


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