フランスでは、マクロン大統領が就任してから、仕事に関連したデモが多くなりました。仕事のルールを改革しようとしているのですが、現状は反対され、身動きが取れません。最近では、国の企業への労働補助金等がカットされるなど、あらゆる所で国の資金がカットされ、公務員削減で街の行政職の人もリストラされています。

フランスでは、CDI(正社員)と、CDD(期限付き雇用)、interim(派遣方式)の三つの形態で、日本のアルバイトやパートという雇い方とは全く違います。国が人をガードするために、CDDでも、保険や働く時間、最低賃金も決まっていて、簡単にクビに出来ない等、厳しいルールがあります。
そのため、雇う側の企業には負担が大きいため、簡単に人を雇うことが出来ません。仕事そのものが、低コストの外国に企業が流れていくのも問題で、フランスでは、日本よりも仕事がない人が多いです。

地方は求人そのものが少なく、パリ等の大都市の求人は飲食店の求人が多いのですが、ホワイトカラー等の求人もある時があります。そのような仕事は、ビジネスレベルの語学力や専門の知識が求められ、面接の段階でフランス人を含めた外国人との競争になります。

フランスでは、高学歴でも仕事に恵まれない人たちがいますが、普通の人は、子供の頃から学歴社会の競争に勝ち抜いていかないと、給料の良い仕事に就けないので必死です。仕事をしながら、大学の単位修得システム(クナム)で勉強して、学位を取り、待遇アップを目指す人たちもいます。
グランゼコールの上位の学校の人たちは、国の重要機関での仕事や経営者になったり、フランスの近隣のルクセンブルグやスイス等、給料が高い外国に就職して、さらなるステップアップをする人たちもいます。また、大学に行かない人たちでも、伝統的な職業学校に行く人たちは一生の仕事になったりします。
CDDは、3回のみ期間更新が可能です。4回目はCDIにしなければならないので、多くの場合、3回で首です。また、仕事の内容がひどいとか、賃金が安い、期間限定の仕事を転々とするようになる等、人生が不安定になります。

フランスで、日本のアルバイトやパート感覚で仕事を軽く探す気持ちでいると、仕事を得ることそのものが難しいです。語学が出来ない場合で、雇われの身で、フランスに滞在する場合は、日本の学歴や職歴があっても、ベビーシッターやクリーナー、飲食店の店員、スーパーのレジ係などの低賃金の仕事でも致し方ないというのが現状です。
語学力がある人は、通訳や翻訳、事務や教員等の仕事をしている日本人もいますが、語学は身につけるのに時間がかかるので、良い仕事をフランスでしたいのであれば、長い苦しい努力が必要です。
フランスに住む外国人でも、必死の努力で、フランス語が流暢になり、フランス人と肩を並べて仕事をしている人もいるので、自分の努力と行動、運を信じてがんばるしかないでしよう。

ライター:Miyabi@フランス

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