台湾での生活を始めるにあたって是非作っておきたいのは銀行口座。しかし台湾の街を歩いてみると至る所に銀行がありますが、誰でもどこでも口座を開設できるわけではありません。
銀行口座の開設には当然ながら台湾で居住している住所や電話番号が必要となります。また、その住所の最寄りの支店に行かないと開設できません。
さらに、台湾でも年々金融規制が厳しくなりつつあるので、今後、外国人の開設条件は変わっていくかもしれません。
私が以前、口座を開設するときにびっくりしたのは、顔写真を撮られたことです。といってもキャッシュカードに個人の写真が載るわけではなく、銀行の情報として写真が必要のようです。
ATMでは基本的にキャッシュカードのみでの振込や引き出しの操作となり、通帳だと操作はできないようです。また、通帳記帳は専用のATMでの記帳となります。
一方で日本と違ってうれしいことは、自分が持っている銀行口座とは別のATMでお金を引き出す時でも、手数料が5元(約18円)と安いこと。台湾にはコンビニが至る所にあるので、もちろんコンビニのATMでも引き出すことができます。
銀行に行くと、日本と同じように入り口付近に受け付けの方がいて、何をしに来たか聞かれ担当窓口の番号札を取ってくれます。
私が家賃の振込みに行ったときに、振込みをしたいという言葉がなかなか通じず、他のお客さんに助けてもらったこともあります。外国人が来たので、両替をしたいと思われていたようです。
やはり、銀行で使う基本的な振込や引き出しなどの単語は覚えておく必要がありますね。
銀行振込みに関してちょっと不思議な慣習があるのは、相手に振込み先の口座番号を知らせるのに、通帳の表紙の写真をメールや LINE で送ってくることです。
口座番号を文字で打って送っても同じことなのですが、通帳の表紙を送れば、銀行名や口座番号も書いてあるので間違いにくいと考える人が多いそうです。
台湾に銀行口座があれば、生活費を預けておいてレートを気にせず好きな時に引き出すことができます。家賃も振込みできるので、台湾生活が更に便利で豊かになると思います。
記事提供:台湾のニュースで学ぶ中国語
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