フランスに来て、やり始めたことはたくさんありますが、ヴァイオリン、絵画、ゲームをすることは、特に楽しいです。

筆者は練習用の電子とアコーステックの2本のヴァイオリンと、130年前以上前のミルクールのヴァイオリンが家にあります。最近は、中国製のヴァイオリンが安価に手にはいるので、フランスではヴァイオリンを持っている人が多いです。
筆者自身はピアノやギターを弾くので、楽譜が読めることから、独学で練習中ですが、フランスでは、ピアノやヴァイオリン、ギター等の一般家庭にあるような楽器は、日本より安い月謝で先生に習うことも出来ます。楽器をやっていると、練習の音が気になりますが、昼間なら、日本ほど近所に気を使わなくても良い住まいもあり、音が気になる場合は、電子楽器か、街中の路上や森、公園等で、楽器を楽しんでいる人もたくさんいます。

フランスは、世界的に有名な絵画をあちこちで鑑賞することが出来る美術館や城等があります。街中でも、パリのモンマルトルの丘やリヨンの日曜日のアーティストのマルシェ等、あちこちで素敵な作品を鑑賞出来る場所もあります。
最近、日本では街中の画材屋さんは少なくなってきましたが、フランスでは老舗の画材屋さんがたくさんあります。画材屋さんは、少しお値段が高いですが、普通のスーパーや雑貨屋さんでは、いつでも気軽に絵画や工作用品が安く手に入ります。フランスはドイツの隣なので、ドイツの画材も置いています。

筆者自身は、学生以来、何十年も絵を描いていませんでした。最初は書道の経験から、墨絵を始めました。自分では、自信がなかったのですが、書道で筆を何十年も使っているので出来るかもしれないと、参考書を見ながら一生懸命描きました。それを、みんなに見せた所、とても誉められ、ぜひ絵を描いた方がいいと言われたので、色鉛筆、水彩、アクリル画を独学で練習中ですが、油絵が描けるようになるまで、がんばろうと思っています。
絵の描き方が分からない人は、絵のアソシエーションがあるので、そこに参加しても良いし、絵画関係の書籍や雑誌がフランスにはたくさんあるので、それを参考にしたり、ネットの情報も豊富に活用出来ますね。

また筆者は、子供の頃以来、何十年もレトロな卓上ゲームをしたことがなかったのですが、チェスや、モノポリー、スクラブル、ミカド、日本の囲碁や将棋等、日本でやったことが一度もないゲームの楽しさを知りました。フランスの雑誌や新聞にある一人で楽しむ数独パズルやクロスワードパズル等は義母に教わりました。
フランス人は仲間で集まった時や昼休み等に、頭を使うゲームを楽しむ人がたくさんいます。日本のテレビゲームもフランスでは人気ですが、大人は、みんなで楽しめる頭を使う卓上のゲームを好む人も多いです。

フランスの休日は、社会が休みなので、自分の趣味を楽しめる時間が日本よりあると思います。フランス人は、個人主義で、個人の挑戦を応援する人が多く、日本のように、無理だろう等、頭から否定的な言葉を言う人がほとんどいないので、堂々と好きなことがエンジョイ出来ますよ。

ライター:Miyabi@フランス


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