さて、皆さんは日本人だからこそ、「できる・知っていて役に立ったこと」はありますか?
海外では日本の文化、生活、習慣がとても魅力的に感じているようです。また、同時に日本人が持っている独特の知識や技術は海外では時に、コミュニケーションの手段や会話、日本のことを知ってもらえるきっかけ作りに使うことも出来ます。

筆者は、小さいころから柔道や空手をやっていました。「礼に始まり礼に終わる」という言葉に象徴されるように武道では「礼」を重んじます。
道場へ入るときから「礼」は始まります。まず、履物をきちんと揃えるところからです。そして、道場に入るときに正面に向かって礼をします。これには道場を使わせていただきますというお礼の気持ちが込められています。
そして道場内の人たちにもよろしくお願いしますという気持ちをこめて挨拶をします。挨拶は、目上の人から順に行います。練習の途中にも練習を始めるとき、終わるとき、練習の相手が変わったときなど相手に対して礼を欠かしません。試合でも強ければいいというのではなく試合の相手や審判にも礼を尽くし、負けた相手にも買った相手にも敬意を表すことが大切です。どんなに嬉しくてもガッツポーズなどは、控えます。

武道は単に相手を倒すための格闘技ではなく、武を通して人間として成長することを目的としています。だから、このように礼を重んじ、技だけではなく心も磨くことを大切に考えるのです。武道での「礼」は日本が誇る礼儀作法の一つだと感じます。
このような武道の礼儀作法を海外で武道を練習している人たちに話すととても感心を示してくれます。海外ではやはり、まだまだ武道は体力作りやエクササイズの一環としての要素が強く、このような作法を説明してくれる道場はなかなか多くはありません。筆者は、たまに現地の子供達に空手を教える機会があるのですが、さすがにまだ小さい子供にはこの礼儀作法の信念を伝えることは難しいです。しかし、人と人の目を見て礼をすることは国が違っても誰でも出来ます。その動作をすることによって、不思議と相手を敬う気持ちができるように思うのです。なので、練習の前には相手の目を見て必ず礼だけはするように指導をしています。このような小さなことでも、海外で武道をするにあたって少しでも日本の「礼」の心が伝わればいいなと思います。

いかがでしたか? 筆者の場合は武道でしたが、他にも書道や花道、アニメや漫画、音楽など日本独自の文化はたくさんあります。海外でもし、何を話していいだろうかと悩んでいたら、是非自分の趣味や特技を思い出して見てください。英語が上手く話せなくてもその関係した物を見せるだけでも会話が弾むことでしょう。

ライター:Mii@NZ

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