知り合いもいない異国の地では、ひとりでも仲の良い友達ができると心強いですね。私がスロバキアに来て初めてできた友達は、日本語がペラペラのポーランド人の女の子でした。一体なぜそんなに日本語が話せるのかというと、彼女は日本のアニメやゲームの大ファンで、5年くらい前から日本語についても勉強し始め、今では日常会話くらいは余裕でできるようになったとのことでした。

たまたま大家さんの知り合いということで出会ったのですが、私たちはあっという間に仲良くなり、知り合った1ヶ月後にはポーランドの実家にまで遊びに行かせてもらいました。なぜそこまで仲良くなれたかというと、私自信もアニメにハマっていた時期があったから。共通の話題があり、すぐに距離が縮まりました。私はこのときほど、引きこもりの時期があって良かったと思ったことはありません。

他にも、日本の文化に興味のある外国人は想像よりはるかに多く、例えば空手や柔道をやっている人もたくさんいます。それらについては彼らのほうがよっぽど詳しく、私が全く空手や柔道についての知識がないのでがっかりされてしまったり、ということも多々あります。こんなときのために、日本の文化についてよく知ってから渡航するのも大事なことですが、逆に行き先の国のことを知っておくのも大事です。

スロバキアにワーホリするのであれば周辺国との関係や歴史についても知っていると会話にも困らないかもしれません。ヨーロッパでは歴史や政治に関心のある若者も多く、立場や意見を聞かれるような場面もあります。そんなときは「もっと学生のときから勉強しておけば良かった!」と、引きこもってアニメを見ていた学生時代を嘆くのでした。

そうはいっても、何もかも深い知識をもって挑むのには無理があります。一番は、興味のあることを突き詰めていくことです。
ポーランド人の友達のように、好きなことを追求するうちに自ずと語学力がついてくるかもしれません。時間がたっぷりあるのなら、語学やバイト以外にも何か追求するテーマを決めて一年間没頭するのもありだと思います。そのうちに自分と同じような趣味の人に巡り会えたり、友達の輪が広がって行くと充実した一年間が過ごせそうです。

ライター:かわにし@スロバキア


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