ルブリンは私がこれまで訪れてきたポーランドの街とは雰囲気が大きく異なりました。正直、言いますと他の街に比べ洗練されていなくて暗いといった雰囲気です。
ここでもクラクフのように観光の中心は旧市街になります。しかしながら、観光客の数は比べ物にならないほど少なく、屋根の塗装が剥げている物件が多かったりと、どことなく素朴さがあります。クラクフ門からルブリン城にかけてが旧市街の中心で主な観光名所もここに集中しています。
クラクフ門の内部はルブリン歴史博物館になっており、街の発展の歴史を知るのに最適です。歴史博物館とはいえ昔の絵も飾ってあるなど、少し美術館的要素もあります。

歴史博物館を出て城に向けて歩くと(ちなみにここは車は進入禁止になっています)右手に日本的な雰囲気がある日本食レストランがありました。店の前に立っていたポーランド人のお兄さんにオーナーは日本人か日本に滞在していた人か聞いたら全く違うとの事でした。全てインターネット上の情報だけを元に本格的な雰囲気を醸し出したようです。
ルブリン城も博物館になっており、美しい食器、民族衣装や絵画が展示されています。別料金になりますが、敷地内には他にもルブリンの景色が一望できるタワーと聖三位一体礼拝堂があります。礼拝堂は隅々までフレスコ画が描かれており、さながら美術館のようです。床にはカラフルなタイルが敷き詰められており、面白い組み合わせだなと思いました。

城を出て車に戻る途中で、博物館のような外観をした建物を見つけたので中に入ってみました。誰もいなかったのですが、床には遺体の位置を記した白線などがあり、中に進むと牢屋や手錠まであり、不気味になり振り向いたところ、大柄な男性が後ろに立っていました。彼にここは何か聞いたところ、脱出ゲームにハマりすぎ、リアル型脱出ゲームを作る事を思い立ったため作成しているとの事でした。まだ完成はしていないけれど、完成したら観光客向けに開放するとの事です。もしかしたら、いずれルブリンでの新たな名所になるかもしれません。

ライター:白神仁士@オーストリアドイツのワーキングホリデービザで旅行中)


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