スロバキアに住みながらも周辺の各国に旅に行くことが多く、世界中のバックパッカーによく出会います。彼らは安くできるだけ多くの国を廻る節約のプロ(?)でもあります。今回はワーキングホリデーでの節約術に加え、そんな彼らから教わったあまり笑えないような節約術もご紹介します。
ワーホリ中に関して言えば、いちばんお金がかかるのが語学学校だと思います。しかし留学ではないので別に学校に通わなければいけないわけではありません。学校に通わなくても、シェアハウスやフェイスブックで出会った人とカフェで週に何時間か英会話を習うこともできます。個人的にはこの方法がいちばん安いと思っています。次第に友達も増え、楽しみながら語学を身につけて行くこともできるのでおすすめです。
また逆に、現地人に日本語を教えてお金を稼いでいる人もいます。日本語を学びたい人は世界中に山ほどいるので、お金を貰えるようなスキルがなくてもランチを奢ってもらったりしながら食いつなぐということもできます。
しかし、朝昼晩というわけにもいかないので、食費の節約術に関して言えば、やはり自炊をするのがいちばんです。スーパーでできるだけ安くなっている食材を探すのが重要ですが、ヨーロッパのスーパーでは稀に腐っているものも売っているので、匂いを嗅いだりしてみるのは必須です。まずいうえに腹を壊して本当に笑えなかったことがありました。
また物価の安い国に旅行に行ったときに買い物をするというのも良いですが、そんなときはできるだけ陸移動を心掛けると交通費も安くすみます。長距離バスに20時間くらい揺られることはもはやなんの苦でもない、という状態になれば移動に関しては無敵です。
もう一点、移動に関しての注意点として、ヨーロッパのバスや電車は基本的には改札がない場合が多く、無意識にタダ乗りをしてしまうことがあります。そんなとき運悪く切符の確認に遭遇してしまうととんでもない額の罰金を払わなくてはいけません。バス・電車のタダ乗りだけは絶対にやめましょう。
バックパッカーの上級者になってくると野宿はあたりまえ、という強者も中にはおり、寒いときは教会で野宿するのがおすすめと言っている人もいました。たしかに教会はヨーロッパ中にたくさんあり夜間も解放していたりするので、私も家が決まるまでの間はちょっと頭をよぎったこともありますが、何が起こるかわからないので、できるだけ宿は確保するべきですね。
日本との生活で比べ、いちばん節約できているのはインターネットの通信費かと思っています。日本よりもはるかにfree wi-fiスポットが多いので、私は現在電話やインターネットを契約しておらず通信費は実質0円です。この生活に慣れると、外でむやみにスマホをいじったりすことがなくなり有意義に時間を過ごすことができます。わざわざ何万円もするSIMフリーの端末を買ってからこちらに来ましたが、結果これも必要なかったです。
こういった経験や節約術を身につけて日本に帰れば、以前よりも無駄のない生活が送れるのではないかと思っています。
ライター:かわにし@スロバキア