筆者は、大都市リヨンの街中に住んでいたことがあるのですが、フランスの北から、秋にリヨンの隣の街に引っ越すことになり、物件探しを兼ねて、夏休みにひさしぶりにリヨンに行きました。
住んでいた時は、気がつかなかったリヨンの街は楽しく、住むのはたいへんだけど、観光や散歩には素敵な街だなぁと思います。リヨンは、日本で言う「仙台市」より少し小さい街なので、散歩や観光にはちょうど良い大きさです。
リヨンは、パリよりも家賃がまだ安い方で、仕事も小さい街よりも求人やスタージュがあります。貸し自転車、トラムや地下鉄等がとても便利で、カテドラル等の歴史的な旧市街もあれば、最先端のデザインの建物がどんどん建設されています。語学学校や大学もたくさんあり、日本人も多く、大使館もあり、日本の会社もあります。
夏のコンサート等のイベントや冬の光の祭り等、大きなイベントの他にも、オペラの施設見学が出来る日があったり、プラスの広場ではちょっとした様々な小さなイベントやデモがあったりするので、とても賑やかです。「金の玉公園」等、大きな動物公園は無料で、大都会でも憩いの場が充実しています。
筆者はリヨンに住んでいた時に、歩いて1分の所に「ソーヌ河」の観光船の出発の港があったのですが、この夏に初めて乗ってみました。片道(大人)で2ユーロですが、街中の大きなショッピングセンター街の港が終点なので、買い物で利用している人たちも見かけましたが、船の移動も楽しいものです。
フランスの田舎の街は、たまには良いのですが、「浦島太郎」のように時代の流れから遅れて、仕事がないとか、まんねりな刺激のない取り残されたような生活になるので、都会や都会の近郊に行く方が若い人には良いかもしれません。
リヨンのような大都市は、日中も観光客や車が多く、夜も遅くまで飲食店が開いているので、とても賑やかですが、夜を静かに過ごしたい人は厳しいかもしれません。治安の面でも、大都市の方が心配があります。また、手続き関係は混雑する分、なかなか手続きが完了しない等の辛さもあります。
そのため、フランスは、日本と同じ「ドーナツ化現象」で、大都市の外に住まいを持ち、大都市の中で仕事をする人が多いのですが、リヨンの街中は、リヨンの近郊の街よりも家賃が高いので、リヨンの外に住んだ方がエコノミーです。
公共交通機関や車で1時間未満の範囲の近郊の街で、いつでも気軽にリヨンに行けて、リヨンの街中と同じ物件の値段で、リヨンの街中よりも大きな物件に住む方が静かで快適な生活が出来ます。手続きもリヨンの街中より近郊の街の方が人が少ないので、早く終わるという利点があります。
リヨンの街中は、普段の買い物には不便で、駐車場探しもたいへんです。駐車場が無料の大型のスーパーは、リヨンの郊外にあるので、リヨンの外に住む方が生活は便利です。
リヨンは、フランスの大都市の中でも環境が良いので、ワーホリの方にはおすすめ出来る都市です。

ライター:Miyabi@フランス


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