スロバキアでワーキングホリデーをするメリットとして生活費の安さがあります。今回はスロバキアで生活をするために重要となってくる物価についてお伝えします。
まず家賃相場は、首都ブラチスラヴァのフラットシェアで1ヶ月200〜300ユーロくらい。基本的には光熱費とネット代は込みで家具、家電や生活に必要なものすべて揃っている場合が多いです。食費についてですが私はいつもスーパーで特に値段を考えずにビールやソーセージ、パスタや果物、野菜を買いますが全部で10ユーロくらいなので、節約を意識すればとことん安く暮らすことができるはずです。交通費もバスは基本的に1ユーロ前後と、家賃、食事、交通費どれをとってもかかる費用は日本の半分以下です。
しかしその分、給料もそれほど高くはなくレストランなどのアルバイトであれば時給4ユーロくらいが一般的です。平均月収も日本と比べると2分の1前後かと思いますが、人々には生活の知恵がありお金をかけずとも豊かに暮らしています。
スロバキアには美味しくて安いお酒がたくさんあり大酒家も多いですが、飲み会の場面では食事を家で済ませて来て店ではお酒だけを楽しむので飲み代もかなり安いです。日用品においては質にこだわり、良いものを購入し長く使うなどといったスロバキア人のスマートな生活スタイルには憧れます。豊かな自然から採れる野菜や果物やお酒などは安いのですが、生活雑貨に関しては日本と同じくらいです。特に文房具やラップやタッパなどちょっとしたものが日本よりも高くついたりするので、そんなときは日本の100円ショップが恋しくなります。
スロバキアだけでなく東ヨーロッパは全体的に物価が安く、特にポーランドやウクライナはスロバキアよりも安いので気軽に旅行を楽しむことができます。チェコ、ハンガリーはスロバキアよりも少し高く、オーストリアに関してはウィーンのレストランがブラチスラヴァの倍くらいしたので驚きました。しかし2009年にユーロを導入してからブラチスラヴァの物価も緩やかに上昇しています。
昔よりも上がってきているとはいえ、まだまだ西側諸国に比べると安いです。スロバキアのワーキングホリデーでは、近隣の国に旅行したり、安くて美味しいお酒を楽しみながらスロバキア人の豊かな生活の知恵を学び、実りある1年間を送ることができます。
ライター:かわにし@スロバキア