最近のフランスは、大きなテロ事件は起きていませんが、街の中心地や大きなイベントの時は警察官や軍隊の人たちが大勢、巡回しています。テロについての議論は今もありますが、解決策が分からない状況です。
危険な場所や夜遅く等に帰宅しなければ、筆者自身は何も変わらない平和な生活が出来ています。街中でもあまり長居はしないようにしていますが、街に行かないとか、怖がって買い物をするということはありません。
フランスのテロ事件後から、フランスでは政治に関心を持つ人たちがいつも以上に多いようです。特に、大統領選の時は、テロ=移民や難民という意識が強く、そのために人種差別のFNの候補者が2番手になるという危険な状況がありました。
マクロン氏が大統領になってからは、ドイツとの関係も良好で政治家が若返る等、国内のニュースは明るくなってきました。先週もマクロン氏は、第二次世界大戦の戦場が修復することなく歴史を伝える街に行き、平和を訴えていました。
フランスとしては、テロがなんの目的でフランスを攻撃しているのか分からないのですが、テロ事件が無差別に国内で頻発するので、国民を守るためにテロとの戦いは続いるという感じです。
一年に何度も、二回の大戦争の時代のセレモニーがフランスではあるので、戦いなんてしたくないというのがフランスの本音です。
フランスの国内は、オランド時代にイギリス行きのためにフランスのカレー等で集まっていた移民や難民をフランスのあちこちの施設に移動させ、ビザ等の手続きの審査をしています。パリ等では、移民や難民に青空教室でフランス語をボランティアで教える人たちもいて、平和的な共存を目指す動きもあります。
それでも、フランスの国内は一部の移民層が自分たちの文化や習慣のままに暮らし、フランス人と合わなかったり、郷に従うではなく、自分たちの狭い世界で生きていたりします。
最近、とある治安の悪い地域のバス停から乗ってきた子供に筆者は突然、髪の毛を束で捕まれ逃げられました。人種ではなく個人が悪いと筆者は思いますが、こうした特定の社会や宗教グループの人々による反社会的な行動により、その人達をたちをさらに良く思わない人たちが増えるという、悪循環です。
また、フランス人が過激思想に染まるという悪いパターンもあって、若者がテロリストにならないためのドラマのような国のCMが何度も流れていたこともありました。
フランスでは、いつまたテロ事件があるか分からないのですが、自分の身は自分で守ることは常ですが、普通の生活は、怖がることはないと思います。大使館に登録、自分の知人や日本の親類には、きちんと連絡、近所の人たちと仲良くして、危険な場所に行かない、街やイベントは短時間の参加等を心がければ、テロとは無縁です。
ライター:Miyabi@フランス