日本から近くて、治安もいいので気軽に安心して行ける台湾。
でも、気候、習慣、風土など日本と違う点も多く、気をつけなければならない日常の危険がひそんでいます。
《狂犬病》
発症すればほぼ100%の確率で命を落とすと言われている狂犬病。
日本国内では1957年以降発生していません。
台湾も長らくの間ありませんでしたが、2013年に野生動物から発見されて騒ぎになりました。
前もって狂犬病ワクチンを打つ、無闇に動物に触れないなど注意が必要です。
なにしろ街中には放し飼いされた犬が多く、公園には野良犬が闊歩しています。ほとんどおとなしい犬ばかりですが、万が一噛まれでもしたら危険です。破傷風や感染症を引き起こすこともあります。
《交通事故》
日本だと歩行者優先が当たり前ですが、その考えで行動するとたいへんな目に遭います。
交差点で横断歩道を渡るときは本当に注意しないといけないです。歩行者がいようと構わず車が突入してくるからです。むしろ車やバイクこそ優先と考えておいたほうが無難です。
怖くて渡れないと感じたら、慣れている地元民の後ろに着いて渡るのがコツです。
またバイクの台数も多く、車やバスの間を猛スピードですり抜けるように走っています。バスやタクシーから降りるときは後方を要確認。
しかも日本では考えられないような、とんでもない位置に路駐してる車がたくさんあって、見通しが悪いことが多いのです。
バイクや車の接触事故は、台湾にいれば日常茶飯事でよく目撃します。 明日は我が身。自分の身は自分で守るしかありません。
ライター:えいせい@台湾
取材協力:台湾トランス(台湾留学・ワーホリサポート)