今回も引き続き歴史とアートの街ウッチをご紹介します。
マヌファクトゥーラから車で5分ほど南下したところにあるシェンキエビツァ公園は観光客がほとんどいない市民の憩いの場ですが、アートギャラリーと自然史博物館があります。
そこからさらに5分ほど南東に向かった閑静な住宅街には繊維業で材を成した(ウッチの昔の富豪はほとんどが繊維業で材を成していますが)ハーブスタ家の宮殿が博物館として公開されています。小規模な宮殿ですが、シャンデリア、絨毯、中庭の噴水の配置具合まで、ただ単に金に物を言わせて豪華絢爛にしたわけではないセンスの良さを感じました。

街の中心部のブルツァンスカ通りにはGaleria Willaがあります。館内は現代アートが展示されていますが、ここも昔は誰かの邸宅だったような雰囲気があります。繊維業が衰退した後に現代アートの街として蘇ったウッチではあるもののGaleria Willaを出て、寂れたブルツァンスカ通りに目をやると昔ほどの活気はもうないのだろうなと少し悲しい気持ちになります。
モダンアート博物館であるMS1とMS2もウッチでは見逃せない名所です。MS2の方が規模が大きく時間が足りない場合はこちらを優先した方が良いかもしれませんが、MS1も小規模ながらユニークな作品が多くお薦めです。
この翌日は次の目的地であるヴロツワフに向けて車を走らせました。道中、ヴロツワフまではガソリンがもたないと思いオレシニツァという田舎町で高速道路を降りて給油しました。ウッチとヴロツワフの間はあまりガソリンスタンドがないので早めの給油を心がけた方が良いです。
オレシニツァの町は少し寂れていて暗い印象を受けましたが、立ち寄った町中心部にある教会は豪華絢爛でした。国民の90%以上がカトリック教徒のポーランドでは田舎でも立派な教会があります。

ライター:白神仁士@ポーランド(ドイツのワーキングホリデービザで旅行中)


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