台湾のパブリックイメージってどんなのでしょう。
「食べ物が美味しい」
「暑い・南の国」
「物価が安い」
だいたいこのあたりでしょうか?
「食べ物が美味しい」
これは正にそのとおり。日本人の口に合う物が多く、ついつい食べ過ぎてしまいます。ただ全体的に油っこい物が多いです。しかし意外と見落としがちなのが「甘いものが多い」ということ。
スイーツやジュースが甘いというならわかるでしょうけど、ソーセージや烏龍茶・麦茶なんかにも砂糖が入っていて、日本人には予想外のものが甘いんです。ハムサンドイッチが甘かったりします。
ペットボトルのお茶を買うときは、「無糖」「加糖」の表示に気をつけて選びましょう。
「暑い・南の国」
年間の平均気温が 23℃ くらい、早ければ4月には 30℃ 近くまで上がり、12月になっても暑さが続きます。”常夏の国” と思われがちですが、台北の冬(1〜3月)は意外にも寒く、最低気温は 8℃ くらいまで下がることがあります。台中から南であれば、年間を通して比較的に温暖なのですが。
日本の冬といえば乾燥する地方が多いですが、対称的に台北は雨が多く、冬も湿度が高いので、寒さの質が違う感じです。
また、住居構造に保温性がなく、暖房設備が付いていない宿舎がほとんど(空調器は「冷暖房」ではなく「冷房」機能だけ)なので、実は “室内が寒い”というのが盲点です。そんなわけで、部屋にいるときもダウンコートを着て過ごしています。短い冬とはいえ、甘く見ると痛い目にあいます。
「日本より物価が安い」
今は円安ですし、以前より感じられないかもしれません。
たしかに食べ物や交通費は、日本の3分の1~半額程度。 ただし、庶民的な食堂や夜市であれば、です。
ちょっとおしゃれなカフェやレストランになると、日本とそう変わらない価格帯だったりします。
それと台北は人口過密なこともあって不動産価格が高く、家賃相場は東京と同じくらいに考えたほうがいいかもしれません。
思っているほど物価は安くないんです。「1年暮らそう!」と思って台湾に来たものの、予定よりも早く資金が尽きてしまった、なんてことはありがちです。
ライター:えいせい@台湾
取材協力:台湾トランス(台湾留学・ワーホリサポート)