ご存知のように、ポーランドにはポーランド語という世界的にみてもかなり難関言語があります。「そんな難しい言語を話せるのなら、英語はみんな話せるのでは?」と思うかもしれませんが、あくまでもポーランド語は彼らの母国語なので、話せて当然ですよね。
難しいと言われる日本語も、私たちからしたら母国語なので「難しい」という感覚になったことはないと思います。
ポーランドでの英語通用度は、基本的に若い人なら話せる人が多いと思っても大丈夫です。街のレストランや、チェーン店のコーヒーショップの店員さんはほぼみんな英語は話せるでしょう。ただ、若い人は100パーセントみんな話せるわけではなく、大学生でも十分に話せない人はいます。
逆に、小さな子供や高校生でも英語を流暢に話せる子はいるので、たまにビックリすることがありますよ。「こんな小さな子供が…」みたいな。
だいたい50歳以上になると、英語を話せる人はとても稀です。「通じない」と認識していてもいいと思います。
レストランやカフェでは若い人が働いている場合が多いですが、スーパーのレジなどでは中年の人が多く、ほぼ英語は通じません。またスーパーの場合、若い人であっても英語が話せない人はとても多いです。なぜかはわかりません。
ただ、スーパーでは別に言葉を話さなくても、ことは足りますよね。袋が欲しい場合は、指をさして枚数を言えばなんとかなります。また、スーパーのレジに行った際に、よく最初に聞かれるのは「ポイントカード」を持っているかどうかです。私が経験した中でも、初めにこの質問以外をされたことはありません。そして、最後の方になると袋のことを聞いてくる店員もいます。
だいたいこのような流れなので、覚えておいてください。
まとめると、スタバや街のレストランの人は大丈夫、一般の大学生など若いポーランド人はペラペラではなくても、少なくても道を教える程度の日常会話ならできる人が多いと認識していいと思います。スーパーやローカルのお店では、英語はほぼ通じないと認識していいでしょう。
ポーランド語は難しいですが、話せるようになれば、ポーランド人と言語の壁がなく会話ができるので、ぜひ勉強を頑張ってみてください。また、ポーランドには言語学習者のためのコミュニティーがたくさんあるので、それに参加してみるのもいいですね。友達も自然にできて言語も学べます。
ライター:Kohei@ポーランド