ワルシャワ2日目は、まずポスター美術館へ行きました。世界中の様々なポスターが展示されているのですが、岩手県のお寺のポスターを見た時には、一体どういう経緯でこのポスターがここに来たのだろうと不思議に感じました。その後、ポーランドの農民や政治に関する展示をしてある博物館に行きましたが、ここでも梅田良忠という日本人僧侶の展示があり、意外な所でよく知らなかった日本の文化や人物を知る事になりました。
その後は、ワルシャワにしては珍しく第二次世界大戦で被害があまりなかったプラガというエリアまで車を走らせました。ここは、新進気鋭のアーティストのギャラリーなどがあり、また少し大通りから外れると古びた閑静な住宅街だったりと、第二次世界大戦後に再建されたワルシャワ中心部とは全く違った雰囲気でした。
プラガを後にしてからは再度、ヴィスワ川西にあるワルシャワ中心部に戻り路上に車を停め、ショパンの心臓が埋められている聖十字架教会やワルシャワ大学内などを散歩しました。NYC都市部にある私の通ったオフィスビルのような建物に入っていた大学とは違い、ワルシャワ大学は同じく都市部にあるのに門まである立派な敷地で名門大学の風格が感じ取れました。
翌日、ワルシャワを出発する日は国立博物館に行きました。ここは非常に大きく、次の目的地であるウッチに行くのに焦っていたため1時間半ほどで見学しましたが、ゆっくりしていたら丸一日は見学にかかりそうでした。数多くの展示がありますが、特に有名なのが、ドイツ騎士団とポーランド・リトアニア連合軍がグルンヴァルドというポーランド北部の村で戦った様子を描いた作品で等身大以上のサイズで描かれた騎士達は迫力がありました。
国立博物館を出た後はウッチに向けて高速道路をひた走りました。ここまではずっと高速道路があまりない地域を走って来たため、改めて高速道路の快適さを実感しました。次回はウッチをご紹介します。
ライター:白神仁士@ポーランド(ドイツのワーキングホリデービザで旅行中)