皆さんは、恋の三枚チケットを知っていますか? これは、日本人のワーキングホリデー(以下ワーホリ)に伝わるジンクスで、ワーホリ中に三回は恋をするという、都市伝説のようなものです。
たしかに、ワーホリ中は沢山の出会いがあります。しかも、海外独特の開放感や暖かい雰囲気に包まれながらの生活の中だと、心のゆとりも生まれますよね! ワーホリ中の恋は偶然でもありますが必然的といっても過言では無いような気がします。
多かれ少なかれ、ワーホリ中に海外のイケメンをゲットしたい!美女とお近づきになりたい!という男女のワーホリメーカーは必ずいるはずです。かくいう筆者もワーホリ当初はそんな考えを密かに持っていました。ただ、やはり日本と海外の恋愛はやはり、いろいろと異なることが多いのです。
まず、海外だとお付き合いをする前にデーティング(dating )という期間があります。まあ、簡単に言うと、お試し期間のようなもので、この期間には普通にデートすることもあれば、男女の関係になることもしばしばあります。このことを知らないと、もうデートもしたし、一夜を共に過ごしたのになぜ!?ということになってしまいます。あちらからすると、彼氏でも彼女でもないので、やっぱり気が合わなくなると、音信不通になることもざらにあります。こんなことは日本ではなかなかないシステムで、筆者も最初は驚きました。もし、もうすでにその人を好きになって、信じてしまっていたらなおさらです。
また、人種の違いでの価値観の違いもあります。筆者のワーホリ中の最初の好きになった人はインド人でした。インドには宗教観が強いというのを多少は知っていましたが、付き合って(今となっては、あれはデーティングだったのかもしれません)みてからが大変でした。
筆者の部屋の隅に、勝手に象を飾ったりミニ祭壇が出来ていたり、SNSでの勧誘があったりと、当時はその人が大好きだったからまだ我慢できましたが、今、思うと強制とかはありえないですよね。また、インドの男性(この人だけかも?)は、非常にお母さんを崇拝する傾向にあります。いわゆるマザコンです・笑。一日に一、二時間は電話をして、今日あった事などを話すようです。これが、デート中などにされるとだいぶ萎えます・笑。
そんなこんなでその彼とはいつの間にか別れてしまいましたが、そのあとに、運命的出会いをして現在は、お付き合い4年くらいになるオージーの彼がいます。その前にもオージーの若い男性と付き合っていましたがすぐ破局。思えばその運命的な出会いが最後の恋のチケットだったのかもしれません。
いかがでしたか? 日本とは違う海外での恐ろしいデーティングシステム。
カップルになる前に絶対そのシステムがあるわけではありませんが、ちゃんと話し合ってみたほうがあとあと良さそうです。でもせっかくのワーホリ生活。沢山恋をして経験をすると段々見極められるようになりますし、恋は人間を成長させてくれます。
是非、恋のチケットを三枚使い切ってみてくださいね。
ライター:Mii@NZ