台湾は日本とは違い、旧暦のお正月(春節)をお祝いします。
毎年、日にちは変わりますが、(新暦の)2月ごろに当たります。今年は少し早く、1月27日(大晦日)から2月1日までの6連休になります。

お正月前になると新年を迎える準備のため、問屋街の迪化街(ディーホアジエ)は大賑わいになります。乾物やお菓子、正月の飾りの大売出し「年貨大街」があるからなんです。
イメージ的にはテレビ中継される正月前のアメ横に近いです。お祝い事には赤や金色が使われる台湾。飾り物などは派手で見ているだけでも福が舞い込んできそうな感じがします。
その他に、旧正月前に髪の毛を切る習慣があります。これは一年の悪い運とさよならして、新年を迎えるためで、この時期の美容室は料金が高くなります。

大晦日の「除夕」には、各家庭で神様や御先祖様に大量のご馳走を準備してお祈りをします。拜拜(パイパイ)という台湾では欠かせない大切な習慣です。
その後、家族や親族が集まって食事をしたり、みんなで麻雀やゲームをして過ごします。
赤い封筒・紅包(ホンパオ)にお金を入れて子供や親に渡したりします、これは日本のお年玉と同じです。年明けには、宝くじを買いに行ったりと、日本に似ている部分が多い気がします。

爆竹や花火があちらこちらで鳴り響き、いつもと違った台湾を楽しめますが、この時期は、お休みになるお店が多く、タクシーは料金も上がりますし飛行機などの交通機関も混んでいます。
ですから旧正月を楽しむ事が目的でないなら、できれば連休明けから旅行に来るのをオススメしたいです。

ライター:えいせい@台湾
取材協力:台湾トランス(台湾留学・ワーホリサポート)


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