昨年から、シリア難民の受け入れが始まると同時に、スウェーデンとデンマークでの国境では、身分証明の提示が義務付けられるようになりました。電車でも空港をすぎると、乗客全員が身分証を提示します。その他にも留守にしている間に荷物が届いている場合など、不在届が郵便受けに入っているので、それを持って荷物を受け取りに行く時も身分証を提示する時があります。
その不在届には、sundhedskort(イエローカード・健康保険証)か、運転免許証、パスポートのいずれかを提示するように書かれています。ということは、この3種類が身分証明として使用できるわけですが、私たち外国人の場合は、滞在許可書でも身分を証明できます。
さて、このイエローカードについて説明しますね。デンマークに住むことが決まったら、コミューンに住民登録を必ずします。そうすると、CPRナンバーが登録され、ホームドクターをリストから選ぶなど諸手続きが終了した後に仮のカードが発行され、その後2週間ほどするとカードが郵送で送られて来ます。
デンマークではこのカードが一般的に身分証明書として利用され、銀行口座を開く時、電話を購入する時、図書館で本を借りる時、引越しをする時などなど、様々な時に見せることがあるので、いつも携帯しておくことをお勧めします。
ただし、カードには住んでいるコミューンの名前、ホームドクター、ホームドクターの電話番号、本人のCPRナンバー、名前、住所が記載されています。このCPRナンバーは、日本でいうマイナンバーのようなものなので、紛失には気をつけてくださいね。
ライター:nao@でんまーく