ポーランド北東部にあるリトアニアとの国境から車で30分弱の町、スヴァウキ。ここが、私が生まれて初めてポーランドで宿泊した町です。この日は、リトアニアのカウナス城から運転してポーランドに入国したのですが、時差の関係で1時間遅くなるので、少し時間を得した気分でした。
ポーランドはリトアニアと違いユーロ圏ではないので、到着後はまずATMでポーランドの通貨であるズウォティを手に入れるために、テスコの入っているショッピングモールに行きました。ショッピングモールの駐車場に車を停めて降車すると周りの視線がかなり気になりました。
ポーランドは有名な国なので在留外国人が多いと思われがちですが、実は在留外国人の割合はスロバキアや日本よりも低いほどです。ワルシャワやクラクフなどの大都市や有名観光地などは外国人が多いですが、この町においては、リトアニア人はそれなりにいると思いますが黒人やアジア人のような一目で外国人っぽい人を見かける事はありませんでした。そのため、エストニアナンバーの車の運転席から私のようなアジア人が降りてくるのは珍しいのだと思います。
ショッピングモールを出た後は宿泊先に向かいました。ちなみに、ポーランドに限った事ではありませんが、アメリカなどと違いヨーロッパの多くの国ではコインランドリーは一般的ではありません。ホテルにランドリーサービスなどはある場合もありますが、料金が高いだけでなく数日かかる場合が殆どです。そのため、私は毎回、手洗いして自分で干しています。
スヴァウキでは地域博物館を訪れました。ここの下階は氷河期からのスヴァウキの歴史を紹介する博物館で上階は絵画を展示する美術館になっています。ここのダントツの見所は地元スヴァウキが生んだ著名画家、アルフレッド・コワルスキーの作品の数々です。アルフレッド自身が子供の頃に狼に襲われた経験があるためか、狼を描いた作品の数々は躍動感が伝わってきて迫力があります。
ライター:白神仁士@ポーランド(ドイツのワーキングホリデービザで旅行中)