img_5581最近、ワルシャワでは雪がよく降っています。うっすら積もった雪を見ると、「もうすぐクリスマスなんだなっ」と実感します。街やショッピングモールなどではクリスマス用品が売られていたり、クリスマスの装飾をよく目にします。ポーランドでの初めてのクリスマスがとても楽しみな今日この頃。

今回紹介するのは、ポーランドのクリスマスについてです。日本でもクリスマスは一大行事ですよね、ここポーランドもカトリック国ということで当然ながら非常に大切なイベントです。
ポーランドのクリスマスでは、日本のように恋人と過ごすよりは家族と一緒に時間を過ごすのが一般的です。
キリスト教ではクリスマスにお肉を食べない代わりに、ここポーランドでは鯉を食べるのが主流だとか。ただ、鯉だけではなく最近ではタイセイヨウニシンのマリネを食べる人も多いようです。
日本でも鯉を食べたことのある人はそこまで多くないと思います。あるポーランド人に聞いたら、そんなに美味しくないと言っていました。

また、サンタクロースがプレゼントをくれるのは12月24/25日のクリスマスではなく、Mikołajki(ミコワイキ)という12月6日になります。ミコワイとはポーランド語でサンタクロースという意味になります。
そしてポーランドのクリスマスでは、食べるものやルールがあります。それが、食品を12種類以上用意すること、そして一人分多く用意することです。
日本のクリスマスとは全然違いますよね。なぜ一人分多く用意するの?と疑問に思います。
これは、もし誰か知らない人が家を訪れてきた場合のためで、みんな一緒に過ごそうということです。面白い考えですね。

食べ物をテーブルに用意したら、opłatek (オプワテク)というものを交換します。
opłatek は、教会でのミサの際に出てくるものです。opłatek をメンバーみんなに配り、相手のopłatek を少し割って、自分で食べます。そしてこれを全員と繰り返します。最後に一言何か言って終わりです。

ポーランドのクリスマスは、日本のように恋人とケーキやチキンを食べたりする習慣と全く違います。また、アメリカなどの欧米とも違ったポーランド独自の習慣があるので、ポーランドに来た際は、ぜひポーランドのクリスマスを体験してみてください。
私も初めてのポーランドでのクリスマスをとても楽しみにしています。

ライター:Kohei@ポーランド


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