フランスのレストランは、日本のレストランよりも高いです。職場によっては、会社からレストランのデスカウントチケットをもらっている人やレストランで働いている人は賄いとして無料もしくは、デスカウントがある人は毎日、レストランで食事をする人が多いようです。
多くのフランス人の一般的な家庭では、特別な時にだけ、レストランを利用する人が多いようです。お水までお金がかかり、普通のメニューを頼んでも、一人前は20ユーロや30ユーロは普通なのと、料理が出てくるのに時間がかかる等、日本より気軽な気持ちとはいきません。また、フランスのレストランが高いのは、いつもレストランを利用する人が少ないとか、国の税金が高い等の理由があるようです。
フランスにも、レストラン専用の食材を大量に購入出来るお店があります。そのお店にはレストランの登録がないと入れません。レストランによっては、そのようなお店からすでに出来ている料理の缶詰等を買い、料理をせずにそのままで温めてお客さんに出して、高いお金を払わせるという所もあるようです。そのような悪質なレストランも増えてきているので、ミシュランのガイドのようなレストランを調査するプロの味覚人が、あちこちのレストランで同じメニューを実際に食べて調査し、ひどい場合は、お店を摘発するというケースもあるそうです。
それとは別に、フランスでは世界的に有名な料理人もいます。例えば、リヨンのポール・ボキューズという人は、世界的に有名なシェフとして知られていて、お店はリヨンの街中にありますが、そこで料理を修行していく日本人もいます。
フランス国内では、そこにしかない名物メニューもたくさんあります。例えば、リヨンは「クネル」という魚のつみれの料理が有名で、アルザス・ロレーヌ圏等は、スペシャルな「キッシュ」があったり、フランスの海沿い等は新鮮な魚介類のメニューがたくさんあります。フランス旅行の際には、そこの名物のメニューを頼んでみるのもおもしろいでしよう。
フランスの近隣諸国のレストランでは、車や公共機関で行ける国もあります。たとえばイタリアはとてもおいしいメニューが多かったです。トリノでは使い捨ての容器で、安価な値段のおいしいレストランがあり、お店の人が日本の雑誌に載ったことがあると雑誌を見せてくれました。
ドイツはビールで煮た料理があったり、大きな肉にナイフが突き刺さっているという豪快な料理が出たり、イギリスではフィッシュ&チップス系の適当な料理が多い等、ヨーロッパの各国ではおもしろい違いがあります。筆者は、各国のレストランでおいしかったメニューを自宅で再現して、自分メニューにしています。
ヨーロッパでの外食が不安という人は、安価で手軽なマクドナルドという選択も。最近はタッチパネルとクレジットカードでメニューを頼めば、待っているだけという気軽さがあります。国によってメニューも多少変わるので、おもしろい所もあります。イケアのレストランもどこでもあるので、イケアもおすすめですよ。
ライター:Miyabi@フランス