20161112-frフランスのお酒と聞いて皆さんはどんなお酒をイメージしますか?たいていの方が“ワイン”を思い浮かべるのではないでしょうか?そしてこの時期のワインと言えば・・・そうです!今年もボジョレ・ヌーヴォーの季節がやってきました!

ボジョレ・ヌーヴォーはフランス中東部のブルゴーニュ地方、ボジョレー地区でその年に収穫した葡萄から作られる新酒のことです。日本では時差の関係もあってフランスよりも一足早くこのお酒が解禁となります。
この新酒の解禁日、以前は毎年変動したり一時は毎年11月15日に固定されたこともありましたが、週末に当たってしまうと運送・販売業者のお休みと重なってしまい都合が悪いということで1985年以降は毎年11月の第3木曜日と定められ現在に至っています。つまりこの記事の配信日、今日です!

このワインの気になるお値段ですが、フランス国内では安いもので1本3ユーロ程度、高くても10ユーロ以内のお値段で手に入ります。この新酒はあくまで新鮮なうちに飲むことが重要で、年月とともに価値が上がるという類のワインではないので比較的お手頃な価格で楽しむことができます。ちなみにスーパーや酒屋さんではボジョレ・ヌーヴォー解禁日から数週間でこのお酒はその姿を消します。一般的にボジョレ・ヌーヴォーの保存期間は最長でも6ヶ月程度と言われているのでそう考えるとこの事実も納得できますね。

昨年はボトル換算で3000万本を超えるボジョレ・ヌーヴォーが生産され、そのうちの約半数近くが国外へ輸出されました。日本への輸出量は特に多く、その解禁日の盛り上がりようにはフランス人も驚く程です!
ちなみにボジョレ・ヌーヴォーは通常のワインに比べてタンニンが少なく、苦味や渋みが少ないのが特徴です。短期間で醸造されフルーティーなワインに仕上がりますが、これが“バナナ”や“キャンディー”といった香がすることも?!
さて、今年のボジョレ・ヌーヴォーの仕上がりは一体どうでしょうか? 期間限定のこのワイン、気になる方は是非試してみてくださいね!

ライター:たぬき@フランス


ワーキングホリデー費用を節約しよう 台湾でワーキングホリデー ワーキングホリデー 広告募集中 フランス専門 ワーキングホリデーのサポートならミルジョワへ