pic1フランスに送った荷物の中でいらなかった物が多かったのは食べ物です。
日本に住んでいたら、あたり前に日常で買うことが出来る食べ物が手に入らない心配がありました。醤油やみりん、黒酢等の重い物を送料をかけて、たいへんな思いをして送りました。
ところが、フランスの生活に慣れて見ると、醤油は日本食ブームもあって、スーパーで売られている所が多く、みりんや黒酢等も中国のお店で日本の商品ではないですが、似たようなタイプのものを売っているし、白ワインと砂糖があれば、みりんがなくても間に合います。麺類も、生麺は難しいのですが、乾燥麺類は不自由なく手に入るので、送らなければ良かったと思いました。
フランスでは、日本のカレーやシチューの固形のルーはあるのですが、とても高く気軽に買えません。また、日本のような便利な固形のルーはフランスにはありません。その場合も、自分でルーから作れば、日本からわざわざ送る必要がないことを知りました。日本で普通に手に入る食べ物は、レトルト等も手に入らない場合が多いのですが、自分で手間暇をかければ、身体にも優しいおいしい料理が出来ます。
現地の生活をしてみて、あちこちのスーパーに行くと、日本の食品がすべてというわけではありませんが、困らない程度には買うことが出来ます。最初は、フランスで生活してみて、本当に食べたい食べ物や、代替えが効かない食べ物があった場合は身内にお願いして送ってもらう方が良いと思います。または、帰国の時に日本で買わないとダメな食べ物をリストして、まとめ買いの上、船便で送ると良いでしよう。

日本から持って来てほとんど使えなかった物は、変圧器です。フランスは日本より電圧が高いので、日本の家電をフランスで使うための変圧器が必用です。しかしあまり大きな電力が必要な家電を変圧器を通して使った場合は、どちらも壊れる場合があります。それなので、なるべく電気製品はフランスの製品を買って使うことをおすすめします。
筆者は、日本の電気ポットが便利と思い船便で送りましたが(上記の理由ですぐに壊れてしまった)、フランスでは、ケトルが一般的なのでそちらの方がよっぽど使い勝手がよく、とても後悔しました。

三つめは、日本の本類です。フランスでは、日本語の本を手に入れるのがたいへんだと思い、日本の本を船便で送りました。ところが、キンドルの本体の値段が下がり、手軽にキンドルの本が手に入るようになりました。引越しの際にも、本はがさばるので送らなければ良かったと溜息が出ました。

フランスに来た時に日本から送った物は、あとから現地で似たような物を見つけてがっかりするパターンが多いです。特に食べ物は、筆者の用に必要以上に心配すると、別に食べなくても気にならなくなったとか、フランスの別な好物が出来たりするので、あまりたくさん送らなくても良いでしよう。

Miyabi@フランス


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