picフランスでも携帯電話は欠かせない生活アイテム化しています。街を歩く人は、一人で大声でしゃべりながら歩いているのをよく見ます。携帯電話を直接、顔に持って行かなくても電話の技術が発展したのはいいのですが、少し奇妙な光景です。

フランスでは公共の交通機関内で携帯電話で大声で話したり、画面操作をしたりしているのも普通です。しかし、公共交通機関に乗っている場合は日本と同じでペースメーカーの人もいる恐れがあるのでトラブル回避のためにマナーは守る方が良いでしよう。

若い人はiPhoneを使っている人が多いのですが、スリムでファッショナブルですが、一方で高価なのに壊れやすいのが難点なようで、すぐに買い替えられない人は、壊れたiPhoneにガムテープを貼ったりして、使っている人をよく見かけます。
日本の携帯電話やインターネットは、国内のみの特別なシステムで長年きたので、携帯電話の技術的なシステムやサービスはフランスに遅れを取っているように思えます。

フランスでは、「フランステレコム」という、日本のNTTのような会社がありましたが、今、この会社は、「Orange」という名前に変わり、インターネットや携帯電話等のサービスをしています。
通信サービスの会社の「Orange」の回線をレンタルする形で、「SFR」と「Free」という有名な会社がインターネットのサービスを行っています。
「Orange」は、他の会社よりサービスが少し高めですが、安全性は高いです。フランスの電話回線権そのものを握っているので、お店があちこちにあり、何かトラブルがあった時にすぐに対応してもらえます。
「Free」と「SFR」は、回線の権利はありません。「Orange」より安いのですが、大きい街以外はお店が少ないので、何かトラブルの時は、かなりたいへんなことになると思います。
以前、回線権のない通信サービス会社を使っている間に、別な料金の高い通信サービスの会社に勝手に変えられて、高い請求書が届くトラブルが多発。裁判や喧嘩ざたになりました。その点では「Orange」は、信頼性が高いでしよう。

以前、フランスの携帯電話業界は「SFR」の一人勝ちでしたが、最近は状況も変わってきています。また、通信サービス会社は、携帯電話、自宅の電話、インターネット、テレビのサービスがセットになるとお得になるのが普通です。なので、全てのサービスを使う人は、同じ会社のサービスで統一すればお得ですね。一方で、例えば、携帯電話だけでいい人は、携帯電話だけのサービスを取る方法やインターネットだけは別の会社にも出来るので、用途に合わせて選択すると良いでしょう。

Miyabi@フランス


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