さて、ニュージーランドと言えばラム肉のステーキや、ミートパイなどのこってりとした料理を連想する方が多いと思いますが、最近ではベジタリアン(菜食主義者)やビーガン(完全菜食主義者)料理を出すレストランやカフェも増えてきています。
ベジタリアン(Vegetarian)という言葉は皆さんご存知かと思いますが、ビーガン(Vegan)については、まだよく知らないなあ?という人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はその二つを比較して、どんな意味なのか、考え方、料理等について簡単にご紹介したいと思います。
Vegetarian(ベジタリアン) とは?
菜食主義者のことで、野菜や穀物などの食品を中心に食べる人たちのことです。肉や魚は食べません。場合によっては、乳製品や卵も食べます。ちなみに野菜を意味するベジタブルが語源ではなくVEGETUS(ラテン語で活気のある、健全な〜という意味なのだそうです。)
一方Vegan(ビーガン)とは?
絶対菜食主義者のことで、ピュアベジタリアンとも言います。この人たちは肉、魚、卵、乳製品など動物性の食材を一切採りません。バターも乳製品なので、植物性の油脂を原料としたマーガリンを使います。また、食事だけでは無く、衣食住の生活全てにおいて動物性の使用を極力避けています。
では、一体ベジタリアンやビーガンはどんな料理、食材を食べているのでしょう? 筆者も最初はサラダボウルしか思いつきませんでしたが、つい先日、ヨガのインストラクターのライセンス取得合宿で一日三食のビーガン料理を食べる機会がありました。正直なところ・・美味しかったです!!!
想像していたヘルシーすぎるサラダばかりの食事ではありませんでした。牛乳の代わりに、アーモンドミルクや豆乳を使っていたり、蕎麦の実を使ったハンバーグや、テンペという大豆発酵食品や豆腐を使ったステーキ、ズッキーニやカボチャを使ったラザニア、野菜を長くスライスしてできたベジヌードルなど、どれもボリュームがあるものばかりで、お腹いっぱいでした。お腹が空くのではと用意したナッツバーやチョコレートも結局手つかずのまま二週間の合宿は終わりました。
野菜の他にも、ブラックペッパー、チリ、ガーリック、ジンジャー、ターメリックやコリアンダーなどのスパイスやハーブをうまく使っていたので毎回飽きること無く薄味でも美味しく頂くことが出来ました。
また、施設内のトイレもコンポストトイレになっていて、用を足した後は水を使わず処理できることや、その後できる堆肥が施設のオーガニックファームでまた再利用されているところもとても関心を持ちました。そういった自然に出来るものを無駄にしないでできる生活を全てひっくるめてビーガンの思想は出来ているのです。
いかがでしたか? 日本でも流行りつつある、ベジタリアン・ビーガンの思想ですが、海外に出ると割とみんな実践しています。この機会にぜひ、ハマってみては??
Mii@NZ