医療費、タダなの?と、日本の友人にたびたび聞かれます。デンマークの情報が日本のメディアで紹介されているんですね。その通りです。タダ!です。これは、デンマークに住む人、つまり住民登録を済ませると、医療費はタダになります。
ワーホリで、デンマークに来たら、まずは住民登録を市役所で行う事になります。その時にCPRとよばれるマイナンバーが与えられ、この番号で、銀行口座の開設や就学・就労等ができるようになると同時に、すべてが管理されることとなります。このCPRナンバーの登録時に、イエローカードという、CPRナンバーが記載された健康保険証の発行をしてもらいます。このカードは2週間ほどで自宅に届きますが、ことがあるたびにカードを見せたり番号を知らせたりするので、デンマークに住む際には必ず携帯することをお勧めします。
このCPRナンバー登録手続きの際に、市役所よりホームドクターのリストを見せられ、自分のホームドクターを決めることになります。ここでドクターを決めれば、さあ、これで、あなたもタダでお医者さんにかかれます。
といって、安心しないでください。日本のように、風邪をひいたから今見てもらいに行こう!なんていうことはできないのです。
まずは、電話をして、症状を伝えます。そうすると、受診可能な日時を予約できます。ちょっとした風邪なら、2・3日後の受診なんて言うのは当たり前。インフルエンザでも、すぐに診てもらえるのはまれかなあ。。。しかも、先生が言うことときたら、「コーラ飲んで寝てなさい!」 風邪ぐらいじゃ薬も出ません。これが、医療費ただの実態。。。
ケガをした場合は、ホームドクターではなく病院のskadestuenに電話をして、混んでなければすぐに診てもらえるし、混んでいても1・2時間後の予約ができ、検査等をしてもらえます。歯医者に関しては、有料で、しかも治療費はものすごく高いです。
1年間という短い間なら大丈夫かなと過信していると『入っておけばよかったぁ』ということが必ず起きますので、医療費がいくらタダとはいっても、海外旅行保険(ワーキングホリデー専用保険)に加入することをお勧めします。
nao@でんまーく