日本は外食産業がとても発展している国です。私が日本でOLをしていた頃はかなりの頻度でお昼は外に食べに行っていたものです。
オフィスの近くの居酒屋さんのランチ、定食屋さん、チェーン店のレストランやカフェ等、選択肢が沢山あるうえにたいていの場合は1000円以下で(時にはワンコインで!)お腹いっぱい食べることができました。
しかし、フランスでは毎日外でランチというわけにはいきません。フランスでの外食は日本と比べるとかなり高くつくからです!
グルメ大国のフランス、レストランもさまざまなタイプのお店が存在しますがレストランよりも気軽に入れる類のお店としてはビストロやブラッスリー、カフェ等があります。
場所によって価格にも差があるかもしれませんが、それでも10ユーロ以下のランチメニューというのはほとんどないのが現実です。
ちなみにフランスのランチで意外とよく食べられるのがサラダです。サラダと言うと日本ではランチセットで主食の付け合せについてくる小さなサラダをを想像しますがこちらではサラダがメインとして食べられているのです。
もっとも、最近は日本でも洋風のお店でサラダランチというのも増えてきているようですが、フランスではファーストフードのお店でもメインで食べる用のサラダを用意しているほどです。
ご飯(お米)を食べて育ってきた私としては以前はサラダランチなんて物足りなさそうというイメージもありましたが、フランスでサラダを頼むと具沢山のサラダに通常パンも一緒についてくるので単品でも(お値段はたいてい10ユーロ位しますが)結構食べ応えがあります。
最近ではボリュームたっぷりのお肉料理などよりもむしろサラダの方が重過ぎなくて胃が疲れないので(!)好んで注文するほどです。
それからサンドイッチもフランスのランチで食べられるものの定番の一品です。フランスで主流のサンドイッチはバゲット(フランスパン)に具を挟んだタイプのものです。パン屋さんでイートインできるお店も結構あるうえにレストランよりもずっと安あがりなのでサンドイッチを買ってその場で食べる人も少なくありません。
フランスに来たらサラダランチ、サンドイッチランチといったフランス流のお手軽ランチ、お値段は日本に比べると少々高めですが海辺等の景色の良いところ、おしゃれな街角のテラスで太陽の光を浴びながらのランチ等、いろいろなスタイルのものを試してみてはいかがでしょうか?
たぬき@フランス