似ているようで、すごく違う国といえば・・・韓国が一番ぴったりかも知れませんね!特に韓国で生活をしていると、『価値観の違い』にすごく驚かされます。
例えば・・・私が一番驚いたのが『お金の使い方』。韓国では、食事をする時、年上がおごるのが基本ですし、友達同士でも、お金のある子がお金の無い子の分を出す場面をよく見かけます。
家族や親せき付き合いの中でも、家族や親せきの中に貧しい状況の人がいたら、結構お金をあげたり、必要な物を買ってあげたりします。夫婦の場合でも、夫婦共働きの場合、財布が1つになると言いますか・・・『2人の物は家族の物』みたいに考えるようです。ワリカンや、個別支払いになれてる私としては、どうも納得行かない時もあるのですが、 韓国では弱者に意外とやさしいように見受けられます。
あと、社会人になってから自分の両親に大学の学費などを返済している人も多い気がします。日本に住んでいた時は、私の家族や私の周りでも、そのような人はいなかったので、とても驚きました。
大人になって、両親の面倒を見る(特に金銭面で)のが韓国では当たり前のようです。他には、『すごくたくさん転職する』事。
もちろん、韓国の人の中には、生涯定年するまで同じ会社に勤め続ける人もいると思いますが、業種は同じでも、いろんな会社や店舗をコロコロ変える人をよく見ます。今の状況よりも、少しでもいい条件の仕事があれば、勤続年数などは関係なしに、すぐに変えても特に変なことではないらしいです。
日本の感覚で言うと、『石の上にも三年』とか『郷に入りては郷に従え』などの言葉があるように、何回も短いスパンで転職を重ねると『この人は、飽き性かな』とか『忍耐強くない』とか『我慢や根性が足りん』とか、面接の時にマイナスイメージがつきやすい気がしますが、韓国ではそうでもないみたいです。
最初の就職で大企業に就職すれば、後に転職した時にまたいい会社に入りやすいと考える人も多いようです。
また、他に驚いた価値観は『背の高さ』です。韓国では、男女ともに背が高くなければならないという固定概念のようなものがあります。男女ともに、背が高ければ人気があり、何かと注目されます。
男性では180センチ以下は英語で『ルーザー(敗北者)』と呼ばれ、モテナイ君扱いになります。(苦笑)年齢はあまりサ バ読みしませんが、背の高さをサバ読む芸能人も多い気がします。靴の中敷きでかかとが高くなっている物も、街中でよく売られていますし、漢方薬でも背が高くなる物があります。日本の人よりも、背の高さには敏感だと思います。
私は時々、これらの価値観の違いに悶々とする事もありますが、これからは違いを見つけて楽しめるといいなと思います。他にも、まだまだあると思いますので、皆さんも韓国で実際に生活してみて、価値観の違いを探してみてはいかがでしょうか?
イロミ@韓国