デンマークに３ヶ月以上滞在する人は、住民登録局へ行き、住民登録手続き及び健康保険証の発給申請を行います。その際には、ホームドクターも一覧から選ぶ必要があります。
病期にかかった場合には、必ずホームドクターに電話で連絡し、診てもらいます。ただし、必ずホームドクターのところに行くとは限りません。病状を電話で伝えた際に、その程度なら解熱剤を飲んで様子を見なさいと言われることが度々。
先日、私もどうやら膀胱炎だったのですが、ドクターの受付の人に尿を提出したあと、3日後に結果を知らせるから電話をしなさいとのこと。そして、電話をすると、やはり尿にウイルスがいるようなので、薬を処方するからその薬を飲みなさいとだけ。そして、その薬は抗生物質でしたが、薬局へ行くと薬剤師がその薬の飲み方を説明してくれました。
処方された全ての薬が飲み終えて、念のためホームドクターに電話をすると、あとは十分水分を取るようにしてくださいね。とのことのみ。しかも、このやりとりはドクターではなく、受付の人とだけ。本当に治ったのか、結構心配なのですが、これ以上の診断はされません。ですが、薬の代金以外は税金で賄われているので、支払う必要がないのは助かります。
病院へは、ホームドクターからの紹介状がない限り、自分で直接行くことはできません。ただし、手術や検査の予約までにかなりの日数、待たなければいけない場合は、公立ではなくプライベートの病院への受診をする人も少なくありません。ただ、プライベートの病院は有料になります。
また、歯科治療はデンマークでは高額です。この歯科医も自分でドクターを決めるのですが、ホームページ等で治療費を検索してから決める人も多いです。ただ、日本のように一本の治療のために何度も通う必要はなく、大抵その日のうちに治療が終わってしまうのは、気が楽です。
また、この高額な歯科治療をタダにする方法も実はあるのです。それは、コペンハーゲン市内にある歯科大学の実験台になること。実験台といっても、適当な治療はしないとのことですので、ご安心を。ただ、無料であるがために大人気なので、朝早くから並ばないと治療が受けられないと聞きます。
これに関しては、試したことがないのでなんとも言えませんが、ワーホリで節約生活をするには、魅力的な話ですよね。
ライター：nao＠でんまーく
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