先日、デンマークでは3年ぶりのサクラフェスティバルが開催されました。
前週、急にお天気が良くなり、一気に桜が咲き出してしまったので、葉桜になってしまうのではと心配されましたが、何とか持ち堪えてくれました。当日は風がまだ冷たいものの、土曜日は快晴。今までに最高の人出ではなかったでしょうか。
日本人がコスプレで集まることはないようですが、この桜フェスティバルの時には、さまざまなキャラクターに扮したデンマーク人の他、ヨーロッパ各地から訪れる人で賑わっていました。なぜか、ものすごく似合ってるんですよね。ただ、個人的に、最後の盆踊りや着物ショーは、日本人の着物姿がやっぱり映えるなあとしみじみ思います。
さて、当日は様々な舞台披露がありました。和太鼓、合気道、剣道、空手、柔道、弓道、けん玉、津軽三味線、俳句など。。。いずれも日本人の発表ではなく、デンマーク人のサークル等の発表です。彼らは、日本の伝統文化に出会い、魅せられ、そして、それをデンマークの文化に融合させながらここデンマークで日本文化を継承してくれている、我々日本人ではなく。そんなことを思い知らされる素敵な舞台発表を見ることができました。
舞台上ではなくとも、日本庭園や盆栽、日本包丁や日本酒などを詳しく説明しているのは、デンマーク人。私が知らないようなことまで事細かく説明してくれます。逆に日本人なのに、自分の国のことを知らないことが多くて恥ずかしい気もしましたが。。。ですが、私の生まれ育った日本の文化を魅力的に紹介してもらっていることにとてもほっこり。久々の花見酒は、ちょうどいいほろ酔いにしてくれました。
ひょっとして、この機会に生花や茶道なんて始めてみようかしら。それとも、空手? デンマーク人に教わる日本文化。きっと丁寧に教えてくれることでしょう。皆さんもいかが?
ライター:nao@でんまーく