デンマークの義務教育は、0年生から9年生の10年間とされています。
0年生というのは、数やアルファベットを習ったり、集団生活や共同作業を学ぶ目的があります。ただし、幼稚園の最終年時に、まだ習熟度が到達していないと判断された場合には入学を1年待つことも可能です。また、逆にこのまま1年幼稚園で過ごすのは無駄であると判断された場合は、5歳で0年生をスタートする子供もいます。

さて学校ですが、大抵の子どもは公立校に通いますが、私立や家庭での教育も選択できます。クラスの人数は20人前後が普通で、原則28人以下と決まっているようです。
教科に関して日本と違うのは、キリスト教の時間があること。1年生から英語が始まり、5年生から第3外国語として、ドイツ語かフランス語を選択します。基本的に0年生から9年生までクラス替えはありません。
授業は黒板ではなくスマートボード。各児童生徒にコンピュータもしくはタブレットが与えられ、宿題もネットを介して提出。日本のように全国テストのようなものがあるのですが、これもコンピューターで解答します。問題が進むにつれて難しくなっていきますが、間違いが増えると、問題が易しくなるシステムで、全国テストとは言っても児童生徒の学習レベルによって問題が違ってきます。

9年生を卒業するときに、卒業試験というものがあります。これは筆記試験と口頭試験。この試験で高校に行く準備が出来ているか否かが判断されます。
平均5以上あれば、高校に入る資格はあるようです。試験は必須科目の5教科に加え、社会人文科学系から1科目、理化学系から1科目をくじで引き、7科目の試験が行われます。評価の仕方は高校も大学も同じ方法なのですが、12•10•7•4•02•00•-3の7段階で評価されます。02以上が合格で、4は平均、12はパーフェクト! そして、これらは絶対評価です。
ここまでは、日本の中学校とほぼ同じ感じなのですが、この先に10年生というのが用意されています。これは選択制であり、高校に行きたいが学力が足りない、進路が決まらないといった子どもたちが、公立の10年生やefterskoleと呼ばれる全寮制のフリースクールで1年かけて学び続けることができます。Efterskoleは、自分の得意なスポーツや芸術などを特に学びながら、デンマーク語や数学等を学習します。

日本で言う高校は、STXと呼ばれ一般的な高校ですが、HHX(商業系)、HTX技術系)があり、10年生修了者対象には2年間で学べるHFがあります。すでにパン屋さんになりたい、時計の修理士になりたい、など手に職をつける職業を選んだ人は高校へ行かず、これらの専門の学校に行きます。とはいえ、14、5歳で将来を決めるのは難しいですよね。選択肢が沢山ありすぎて決めきれないのも確かです。ですが、ここはデンマーク。途中で違う興味が湧いた場合は、やり直しはいつでも可能なのです。

この先、高等教育つまり学士から博士までの最低5年間があります。日本の大学のように学士4年間で就職する人はあまりなく、学士・修士をとる人が大多数です。
また、フォルケホイスコーレなどでよく知られている通り、資格は取れないけど、いくつになっても学べる機会が沢山あるのがデンマークです。

ライター:nao@でんまーく


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