少しずつワクチン接種が進んでEU・EEA諸国との行き来ができるようになり、国外旅行も夢ではないこの頃。そんな中でも筆者は「リトアニア国内のイベントやお出かけ・現地の生活を楽しめること」が、リトアニアに暮らす何よりのメリットだと感じます。

リトアニアは、北海道よりも小さな面積を持つ国。バスを乗り継げばローカルな町へも出かけられるコンパクトさが魅力です。
欧州に住んでいると、陸路・飛行機の移動がとにかく便利な事情もあり、ついつい外の国に目が向きがち。しかしリトアニアは欧州最後のキリスト教享受国という歴史から、自然崇拝の名残が随所に見られる独特な文化を持っています。
たとえば先日6月23日は、リトアニア各地で夏至祭(Joninės / Rasos)が行なわれました。クリスマスに並ぶ一大イベントということもあり、政府が特別に屋外イベントの人数制限を緩和したほど。こうしたお祭りへ気軽に参加できることも、リトアニアに暮らす大きなメリットではないでしょうか。

さらには、ほかのバルト諸国と比べても素朴な手仕事が豊富に現存し、首都ヴィリニュスをはじめ各町で民芸市が開かれます。観光客だけでなく現地の人が品物を買い求める姿からは、リトアニア人の暮らしと手仕事が密接に結びついていることを教えてくれます。
短期間の旅行となれば、日程を確認して、宿を予約して・・と事前準備に追われてしまいますが、現地に住んでいるとなればそう慌てることはありません。特にローカルなイベントほど事前告知がギリギリなこともしばしばで、柔軟に対応できるのはうれしポイントです。

ほかにも、駆け足の旅行ではなかなか訪れることのできない自然スポットへ足を延ばしたり、自分が住んでいる地域のマーケットに顔を出してみたり。小さなことかもしれませんが、やはりその地に「暮らす」ことで、ちょっとしたリトアニアの文化や習慣・現地に住む人との出会いが生まれるものですよ。

ワーホリ制度が始まってまだ2年ちょっとのリトアニア。情報が少なく、なかなか決断できない人もいるでしょう。でも、だからこそ自分で新たな世界を切り拓け、予想もしていなかった
出会いや発見が待っているかもしれません。

ライター:のり@リトアニア
自然と手仕事を愛する人。”sumiyas”という屋号でライター、草木染、編み物などをやっています。
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