デンマークの一般的な移動手段といえば、自転車。ですが、今回は公共交通機関についてお話しします。
まずは、電車から。他ヨーロッパ諸国と同じように、デンマークには改札口といったようなものはありません。ですから、駅の構内にある自動販売機で切符を買うのが普通でしたが、今はお金はもちろん、カードだって持ち歩かないデンマーク人です。携帯電話に電車の切符を買えるアプリをインストールしておいて、それで済ませてしまいます。コペンハーゲン近郊で使うならDOTというアプリを使いますが、デンマーク全土で使うのであれば、DSBのアプリをインストールしておきましょう。
そしてこれよりも俄然安いのがプリペイド式のrejsekort。
rejsekortをネット購入します。コペンハーゲンのような大きな駅なら窓口があるので、そこでも購入できます。駅には改札がないと前述しましたが、このrejsekort用に各駅にカードをチェックする機械が立っています。そこに電車に乗る前にカードをかざして、tjek indをします。目的地で降りたら、又カードをかざし、tjek udとします。そうすると、自動的に利用した区間の電車代が引き落とされる仕組みになっています。もちろんこのカードで、バスにも乗ることができますので、とても便利です。カードには、あらかじめお金を振り込んでおくシステムで、残高がなくなる前に自動的に振り込まれるように指定すると、面倒な手続きがなくて便利です。また、盗難防止用に、自分の顔写真付きのカードも作ることができます。
ところで、デンマークの電車代は新幹線以上とも言えるぐらい高いので、無賃乗車をする人が多いですが、運悪く?捕まった時は、さらに高額の罰金が待っているので、やめましょうね。
さて、次にタクシーですが、駅には大抵タクシーが待機していますし、電話で呼ぶこともできます。これは日本と同じですよね。でも、日本のように、後ろ座席ではなく、助手席に座ります。初めて乗る時は、なぜか怖かったのをよく覚えています。料金システムは日本と同じですから心配?することもありませんが、やはり高いので、あまり利用したことはないです。
ところで現在、コロナ禍の影響で、電車に乗る時は座席指定を必ずしないといけないので、お忘れなく! アプリまたは、rejseplan.dkから手続きができます。ちなみに指定席と言っても、無料ですから、ご安心を!
ライター:nao@でんまーく