旧ソ連圏であるリトアニアは、まず交通費の安さが魅力。市民の足は主にバスとトロリーバスで、一回の乗車賃は1ユーロもしません。
若干運転が荒いので筆者は苦手ですが(笑)、町じゅうどこでも走っていますし、ほとんど大きな遅延なく、予定に合わせて乗ることができますよ。
とりわけバスは地域間の移動に便利。時には、バスというよりミニバン?と思うような小さいものもありますが、主要なルートの場合はWifi・トイレ付きが多いです。
ヨーロッパは地続きなので、周辺国へもバスが便利。たしかに飛行機よりも時間はかかりますが、車窓から眺める景色を楽しんだり、夜行バスを使うのもおすすめです。
リトアニアには列車もありますが、駅も本数も少なく、バスほど普及していません。日本のような地下鉄や私鉄というよりは、新幹線のようなイメージが強いでしょうか。ただし車両は比較的新しいものが多く、Wifiも付いてかなり快適な乗り心地です。今夏、新ルートが開通するそうですよ。

公共交通機関に加え、この数年で一気に普及したのがシェアサービスです。ほんの3年前までそんなものはなかったのですが、今回の滞在で明らかに電気スクーターやバイク・そして自動車(中には電気式も!)を目にする機会が増えました。
特に若者に人気なのは、電気スクーター。エストニア発のBolt(ボルト)をはじめ、あちこちにステーションがあります。アプリさえあれば誰でも簡単に利用でき、乗り捨てOKなのが魅力でしょう。

基本的に市内で利用できる公共交通機関チケットは、Trafiというアプリで購入・管理が可能です(以前はバスで直接購入もできましたが、現在パンデミックにより休止中)。さらには一部会社のタクシーやシェアカーの予約まで、ひとつのアプリで出来てしまうのだから、ほんとうに便利です。
地域をまたぐ場合にはAutobusų Bilietaiが、さらに国をまたぐ場合にはLux ExpressやEurobusがよいでしょう。マイナーな町へは事前購入ではなく、乗車時に直接バスの運転手から買い求めるパターンもありますので、目的地ごとのチェックを忘れずに。

移動手段が充実し、ますます散策や旅が快適になってきたリトアニア。とはいえ、ゆったりと散歩しながら、新しい発見をしたり、景色を眺めたりするのもいいものです。リトアニアに来た際は、色々な乗り物を試してみるのも面白いかもしれませんよ。

ライター:のり@リトアニア
自然と手仕事を愛する人。”sumiyas”という屋号でライター、草木染、編み物などをやっています。
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