個人的に、料理ほどその国の特徴を象徴するものはない!と考えています。
リトアニア料理って、日本ではほとんど味わう機会がないかもしれませんが、基本的に素朴な味つけで、日本人の口にあうものが多い印象です。
寒冷な気候だからこそよく採れるビーツやライ麦・りんごのほか、養蜂がさかんで蜂蜜を使った料理まで。
中でも筆者が「ユニークだな」と感じるのは、じゃがいも料理の豊富さです。
欧州では一般的にふかしたじゃがいもや、マッシュポテトといったシンプルなものばかりですが、リトアニアのじゃがいも料理には幅広いレパートリーが存在します。

たとえば、有名なのはCepelinai(ツェペリナイ)という、大きなじゃがいも団子のような料理。茹でたじゃがいもをマッシュしてデンプン質を取り出し、肉やキノコ・コッテージチーズを詰めて再度茹でるため、それなりの手間がかかります。
今でこそ、そ家庭で頻繁に作るものではありませんが、リトアニア料理を出すレストランの定番メニューですし、スーパーに行けばお惣菜・冷凍品も手に入りますよ。

ほかにも、マッシュポテトを調詰めにしたソーセージ的なもの(Vėdarai)や、ポテトグラタン(Kugelis)・じゃがいもパンケーキ(Bulviniai blynai)などなど。
じゃがいもを使ったものだけでも、かなりバラエティ豊かなリトアニア料理。
そしてどの料理にも、大体サワークリームと新鮮なハーブ・ディルが欠かせません。
塩味ベースのやさしいテイストに、サワークリームの酸味とディルのさわやか香りが、リトアニアらしさを添えてくれます。

日本でも材料を揃えて作れますが、やはり現地で食べるからこそ特別に感じられるもの。
世界がもう少し開けたときには、ぜひ本場の味を堪能しにきてくださいね。

ライター:のり@リトアニア
自然と手仕事を愛する人。”sumiyas”という屋号でライター、草木染、編み物などをやっています。
noteも随時更新中


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