カナダは日本よりもずっとカード社会。多額の現金をほとんど持ち歩かない、という人の方が多いのではないでしょうか?
カナダに来て約20年になる筆者も同じく、現金を使うことはほとんどなく、生活費に必要な支払いはほぼ全てクレジットカードです。
カナダでは、クレジットカード、また一部のデビットカードはカードをマシーンにかざすだけで決済が済んでしまうタップ型が多いです。タップのないところは、カードをマシーンにさして暗証番号を入力して決済します。レストランなどでも、自分の席に係員がクレジットカードのマシーンを持って来てくれるので席にて決済します。
$100以上のお買い物には、タップ機能を使えないので、高額な場合はマシーンにカードを差し込んで暗証番号を入力することになります。
が、ワーホリや留学生となると、現地発行のクレジットカードを持っている人はほとんどいません。この場合、銀行口座を作った際にもらえるキャッシュカードがデビットカードとして使えますので、ほぼクレジットカードと同じようにこのデビットカードを使えます。
デビットカードの場合は、決済したその時に銀行口座からすぐお金が引き落としされますので、残高には十分注意してくださいね。
現地の人がクレジットカードを使う一番のメリットは、何と言ってもカードによって付帯してくるおまけ。私の使っているエアロプランのカードでは、エアカナダのマイルがたまります。
ほとんどの方のクレジットカードは、キャッシュバック(ポイントを現金化して現金を返金)もしくはマイルが使用金額ごとについて来ます。
広大な土地の北米では日本よりもずっと飛行機社会で、ちょっとそこまで行くのにも飛行機が多いです。なので、マイルを貯めている人がとにかく多い。そしてクレジットカードによっては、入会するだけでお祝いマイルとして近距離飛行がすでに可能なほどのマイルがもらえる場合もあります。
また、クレジットカードには保険機能がついている場合も多く、買い物したものが届かない、また破損があった場合などに補償してくれる場合もありますし(カードの保険内容によります)、旅行に出た際の保険がついている場合や、飛行機の延滞、キャンセルなどを補償してくれるカードもあります。
ワーホリや留学ではクレジットカードは作れない!と思いますが、銀行によっては口座に一定金額を入金しておくだけでその金額まで使用可能なクレジットカードを作ってくれる場合もありますので、一度銀行に問い合わせてみるのもよいかと。日本語にてバンキングについて心強い味方になってくれる、TDバンクの日本語窓口リンクを貼っておきます。
TDカナダ日本語バンキング
最後に、カードのブランドですが、北米でまず間違いなくどこでも使えるのが、VISAカードとマスターカード。それ以外は使えないところもあるので注意が必要です。
ライター:yuki@バンクーバー