カナダの国技は、アイスホッケーとラクロス。今回は、道を歩けばスケートリンクにぶち当たるくらい
ポピュラーなアイスホッケーについて紹介したいと思います。
カナダには、全国各地に、数え切れないくらいのアイスリンクがあります。筆者の家から歩いて2分のところにもリンクがあります。カナダは寒い国なので、当然ウインタースポーツが盛ん。お隣のアメリカが夏のオリンピックで大活躍する中、カナダは冬季オリンピックで大活躍します。
老若男女問わずに楽しまれているホッケーですが、カナダに生まれた子供達は、小さい頃からスケート靴を履いて1歳や2歳でリンクデビューする人がほとんどではないでしょうか。
小さい頃からコミュニテイーセンターのスケートクラスを受け始め、そこから徐々にホッケー、フィギュア、などに分かれて行きます。
特に男の子の多くは一度はNHL(ナショナルホッケーリーグ)で活躍する夢を見ているのではないでしょうか。朝5時ごろから始まる朝練にも夜遅くまでやっている練習、または遠征などにも親たちはお金と時間をやりくりして子供達のホッケー生活を応援する、ホッケーママやホッケーパパがたくさんいます。
子供の習い事、とはいってもこのホッケーのためのスケート靴、日本円で10万くらいするんですよ。並大抵の投資ではありません。全国各地の選りすぐられた選手が勝ち残って行き、最終的にNHLに入るのが多くのホッケーボーイの夢です。
このホッケー選手、野球選手やサッカー選手、NBAなどと同じく、とても華やかな世界で、給料も
とても高額ですが、他のどのスポーツとも決定的に違うのが、ホッケーは実は格闘技だということ。
試合でも必ず、喧嘩が始まります。喧嘩のないホッケーの試合は見たことがありません。
スティックとグローブをほり投げて、素手で殴り合いを始めてもレフェリーは止めません!どちらかが倒れるまで喧嘩をさせます。当然ペナルティーは受けるのですが、この喧嘩も見どころの一つ、と言っても過言ではありません。なので、ホッケー選手には歯がない人がとても多い!怪我が半端ありません。顔から血を流して、裏へ引っ込んでもすぐに医者が裏で縫合したら、またすぐリンクに戻って来たりします。本当にタフな仕事だと思います。
ちなみに英語での発音は、どちらかというと、「ホッキー」となります。
カナダにワーホリで来られた際には、是非一度このNHLを観戦しに行って見てください。普段は比較的
おとなしいカナダ人が絶叫している姿をお目にかかれますよ。
写真は、バンクーバーのチーム、カナックスのゲームです。
ライター:yuki@バンクーバー