さて、去年の今頃から目まぐるしく変わったコロナ渦での生活。筆者のメルボルンでの生活もだいぶ変わりました。
オーストラリアの中でもメルボルンはロックダウンが今まで2度起こり、様々な制限を強いられました。筆者は運良く、ファームジョブのために移動したその日の夜にロックダウンになったため、1回目のロックダウンよりも精神的なダメージはそんなにありませんでした。
屋外、屋内でのマスクはもちろん、行動制限も加わり、メルボルンに残っていたオージーのパートナーもかなり参っていたようでした。1回目のロックダウンからだんだん良くなってきたかと思った最中でのことだったので筆者も驚きとともに行動してよかったと改めて思いました。最近ではコロナのルールも緩和したかと思えば、感染者が増え、マスクの義務化が戻り、一喜一憂の状態です。
個人的な感想として、コロナで変わった生活といえば意外とこれが無くても普通に生活できる!という発見をしたことです。
数か月に一回、日本から仕事の商材や日本の食品、生活品を送ってもらっていたのですが、仕方がないのでこちらの製品を試したところ、意外と使えることに気づきました。送料も浮くし、コロナが無かったら気付かなかった事でした。他にもよく行っていた美容室は料金がいつもよりも高くなり、さらに予約で一杯だったので、知り合いの自宅サロンでブリーチをしてもらいました。(マンションの部屋だったので、服を着たままカッパを着て、立って自分でシャンプーをするというなんともシュールな体験もしました笑。) 多少不便はあるものの、普通のヘアサロンの半額以下で済んだので節約になりました。
1回目のロックダウンは初めてのことで、なんだか制限、制限でストレスになり、親不知が痛み出すも歯医者にも行けず、一週間眠れなかった筆者でしたが(苦笑)、度重なるロックダウンで学んだことは、できないことや仕方ないことに対して不満を貯めるよりも、そのことから逆に何かを得ようという究極のポジティブシンキングを身に付けてしまえば怖いもの無しという事です。
筆者は話すことが好きなのですが、誰かと会えないという事もストレスだったので、テレビ電話や電話をしながら、近くの公園を毎日三時間くらい散歩していました。普段ならお互い忙しいので話せないような人とも話す機会が増えて、近況を報告しあえて有意義な時間を作ることが出来ました。さらに一日1万歩を目標に歩いていたので、コロナになる前よりも沢山歩くことが出来て運動にもなり、メルボルンの自然や天気を肌で感じることが出来ました。
このようにコロナ渦では普段の生活よりも制限が強いられると思いますが、その中でも自分の工夫次第で楽しい毎日にすることもできると思います。悩みすぎず、気持ちを楽にして、今何をすると自分がハッピーになれるのかを純粋に模索できる大切な時間と考えてくことがコロナ渦での生活のヒントかと思います。
ライター:mii@Aus