デンマークは、ヨーロッパ大陸のユトランド半島とその周辺の島々で構成されている国です。首都のコペンハーゲンは一番面積が大きいシェラン島という島にあります。
大陸に領土を持ちながら、島に首都がある国は世界的にも珍しく、デンマーク以外だとアフリカの赤道ギニアしかないそうです。

さて、欧州の国々は基本的に往来が自由(※)で、関税の条件がとても緩やか。そのため、安いものを求めて隣の国までちょっくらお買い物♪というのはよく見かける光景です。(※ 2020年7月現在はコロナの影響で、国境超えには制限や条件があります)
特にデンマークは、物価が他国に比べて高いので、お隣のドイツやスウェーデンまで買い物にいくのが人気です。

まず大陸側のユトランド半島に住んでいる人が行きやすいのは南のドイツ。デンマークの国境近くにあるドイツのスーパーは、大量の食料品・日用品を買いに来るデンマーク人でいつも大賑わい!あまりにもデンマーク人が多いので、価格はユーロではなくデンマーク・クローネ(DKK)表記です。

大量のお買い物の中でも特に人気な商品がビール。デンマークなら350ml缶のビールが約10クローネ(≒160円)ですが、ドイツまで行けば一本たったの3クローネ(≒50円)。デンマーク人の友達とドイツ側のスーパーに行った際には、友達がショッピンカートにビールを10ケース(240本)?!も載せてきたのでびっくり仰天でした。一方で、シェラン島のコペンハーゲン住民は橋を渡ってスウェーデンのマルメ(Malmö)に行くことが多いようです。スウェーデンも物価が高い国ですが、ファストファッションのH&Mを生み出したスウェーデンでは、洋服や靴などの衣料品がデンマークより1〜2割ほどお買い得だそうです。

また、医療費が無料のデンマークでも、実は歯医者だけは有料で日本の2〜3倍ぐらいの費用がかかります。そのため、橋を渡りスウェーデンまで歯医者に行く人もいるようです。

地続きの国境がない日本では、ドライブがてら外国までちょっと買い物に行くことができません。でも、デンマークならちょっとドライブするか、バス・電車に乗れば、そこはすぐに国境の向こう側。物価の安さも魅力ですが、気楽に国境を超える体験もオススメです。

ライター:ひぐち@デンマーク
デンマークで2番目に大きい都市 オーフス在住。デンマークでの生活や日常を毎日noteに投稿しています。デンマーク人との日帰り旅行をまとめた「ドイツへの買い出しはデンマークの伝統行事(らしい)」がおすすめです。


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