フランスアートで世界的に有名ですね。アートの材料専門店は高いのですが、スーパーや雑貨屋さん等で、とても安く購入できます。特に学校が始まる9月は、文房具やアートの材料がお店に安くたくさん並びます。たとえば、油絵の絵の具やパステル、木の枠の立派なキャンパス等は5ユーロもあれば、初心者で十分足りるぐらいの立派すぎな材料を買うことが出来ます。
気軽にアートを始めることが出来るのですが、いきなりアートなんて・・・という人に、おすすめなのは塗り絵です。フランスでは、たくさんありすぎるぐらいのあらゆる塗り絵があります。大人用は言うまでもなく、子供用塗り絵でも、かなり立派です。
ただの塗り絵だけではなく、削りながら絵を完成するグリッタータイプ、シールで完成するタイプ、塗る色がナンバーで記されているタイプ等、いろいろなものがあります。
筆者は最初、画用紙に絵を描いていたのですが、ここ二年ほどは体調を崩してしまったので、入院から気軽な塗り絵をよくするようになりました。塗り絵は子供の時以来で、
最初は、色鉛筆を買ったり、パステルを買ったり、子供のようにわくわくしました。
筆者は、インターネットで、様々な塗り絵の方法を調べたり、フランス人の塗り絵コレクターのサイトを見て、参考にして、塗り絵を買いました。海外で有名な塗り絵もあるのですが、フランスの有名な出版社から出ている塗り絵で、日本や仏教、フランスのアールデコ等が題材の塗り絵が最近のお気に入りです。
特に、日本の塗り絵は、フランス人が日本の文化をどう見ているのかが、よく分かります。時々、日本の感覚とフランスの感覚がミックスされた図柄等もあり、こんな素敵な日本文化の捉え方があるのかと、新たなる発見があります。
さらにフランスでは、毎月、塗り絵の雑誌がたくさん出版されています。7ユーロほどで、二冊組もあり、かなり安価で素晴らしい塗り絵の雑誌ばかりです。この塗り絵の雑誌は塗り絵のテクニックが書いてあったり、塗り絵をした後に切り取り折り紙になっていたり、ポストカードになっていたり様々な工夫がされています。
ぜひ、フランスで過ごす際は気軽なアートを楽しんでみて下さい。お店で見るだけでも、日本にはない発見があり楽しいですよ。
ライター:Miyabi@フランス