フランスの今の文化遺産を作ったルイ16世は「太陽王」として世界史の教科書にあります。ルイ16世は太陽の昇る方角にこだわりがあり、建物の位置から自分のベット、自分自身の像まであらゆる物を太陽の方角に設置し、自己の繁栄は太陽に委ねるというジンクスを持っていました。
フランスでは飼い主が犬の糞を放置すると罰金なのですが、罰金を取られる人を見たことがありません。なので外を歩く時は犬の糞がないか下を見ながら確認しなければなりません。それでも秋の落ち葉のシーズンなどには落ち葉に隠れた犬の糞を踏んじゃったりするのです。そんな事もあってでしょうか、フランスでは「左の靴で糞を踏むと、運が良いことが起きる」と言われています。
さらに、フランスのお店には白いお皿が多いのですが、白い皿が二つに割れた時も運が良いことがあるのだ、というジンクスもあります。
そして5月1日はスズランの日なのですが、この日はたくさんのスズランを売る人達が街に溢れます。この日にスズランをもらった人は幸せが訪れると、言われそのジンクスがあります。
フランスでは雨が嫌いな人が多いため、天気の悪い地域の土地や家は安く太陽が多い地域の土地や家は高いのですが、「部屋で傘を開くと、悪いことが起きる」と言われています。でも濡れた傘をジンクスだからと放置したら、カビになるので悩みますよね?
ほかに、フランスではパーティが多いですが、相手の目を見て、乾杯をしないとカップルは7年も夜の楽しみがレスになると言われています。実際はこのジンクスにこだわっているのを見たことがないのですが、テーブルマナーのジンクスなのだそうです。
フランス人は、適当な人が多い文化なので真剣に考えて必ずジンクスを信じてるという人をあまり見たことがありませんが、スズランのジンクスと犬の糞のジンクスだけは、みんなはよく言います。
でも、もし本当に運が良くなるにしても、あまり犬の健康的なホカホカの汚い糞は踏みたくないものですね??
ライター:Miyabi@フランス